◆数ヵ月前、この『アメブロ』で「ある方の」ブログを読んでいた時の事。その方はNHKラジオ番組で「外国語講座もの」を聴いて勉強しているらしい。自分はこういうのって聴いた事が無いのでよく知らないのですが、『英会話』とか『まいにちイタリア語』とか『まいにちフランス語』‥‥といった豊富な種類の講座が放送されているみたいですね。で、その方はそのうちの『まいにち○○語』(○○語の部分は伏せておきます)を、テキストを購入して本格的にきちんと聴いて勉強されているようなのです。それなりの年齢になっても新たな事にチャレンジするこうした向学心は素晴らしい!‥‥と思っておりました。ところがそのブログ記事を読んでいて驚いた!そのNHK講座の担当講師の方が、なんと高校時代に自分と同じクラスだった人なんですよ。最初は「同姓同名の人か?」なんて思ったりもしたのですが、しかし彼の大学時代の専攻を考えるに(注・彼とは高校のみならず、大学も同じでした。ただし大学時代に付き合いはありませんでしたが)、その某外国語を教えていても何ら不思議はない。取り敢えず本屋さんに行き、NHKの外国語講座テキストのコ-ナ-でその『まいにち○○語』のテキストを手に取ってみたところ、担当者紹介の顔写真を見て「おおおおっ、やはり彼ではないか!」と思いましたね。高校時代とは随分変わってしまっていたけど、面影はしっかりある。そのブログを書かれていた方によると「ユ-モアもある先生で、番組を聴いてて面白い」とのことだったので、自分も彼の担当する『まいにち○○語』を聴いて勉強しようかな‥‥なんて思っちゃいました。いや‥‥その○○語そのものはどうでもいいんですが、「面白い!」と評判の、彼のその放送講義とやらを聴いてみたかったんで。というわけでテキストを買おうとしたんですが、「ん‥‥?」と気がついた。そういえば現在の自分はラジオを持っていないぞ。オ-ディオの再生装置でも「チュ-ナ-」は持っていないし‥‥(大昔はオ-ディオ・メ-カ-各社から手頃な価格であれこれチュ-ナ-が出ていたものですが、今では絶滅状態)。う~む‥‥これでは聴けないではないか。ただ、この件を知人に話したところ、ちょいと調べてくれまして、この放送はラジオ本体が無くても、PCとかでネットを通して聴けるようなんですね。ふむ‥‥ならば、ちょいと聴いてみようかな。ただ、(語学に限らず)こういうTVとかラジオの講座って、上手く活用すればなかなか有益なんじゃないかと思います。ラジオの受信料なんてタダみたいなもんだし、毎月発売されるテキストだって値段安いし。

 

◆ここ数日で読んでいる例の短編集『フィルポッツ/孔雀屋敷』(創元推理文庫)。

 

 

収録されている6短編のうち『孔雀屋敷』『三人の死体』を読み上げ、更に19日(金)には地元の「バ-ミヤン」にて飲食飲酒しながら『フライング・スコッツマン号での冒険』とやらを読み上げた。

 

 

これってE・クイ-ンが高く評価している短編らしいのだが、う~んう~ん‥‥そうですか?そんなにいいですか、これ?(笑)

というわけで最近の自分のブログではフィルポッツ作品を散々貶しまくっている気がしますけど、やはり読んでてつまらないんだよな‥‥。そもそも面白ければ、そんなに分厚い本ではないので、今頃読み終えてますよ。ただですね、自分としては「そんなに凄いか~?」と思いつつも、乱歩が「オ-ルタイム・ベストワン長編」に推していた『フィルポッツ/赤毛のレドメイン』あたりは、取り敢えず読む価値はあると思ってます。「とてつもなく面白いっ!」というわけではないんだけど、やはりこれはミステリにおけるある種の「必修科目」みたいな感じなのではないかな?しかし‥‥しかしこの短編集『孔雀屋敷』に収録された個々の作品は果たしてどうなのか?

 

◆で、同じく欧米古典ミステリなんですが、1930年前後に活躍し、ミステリ史に残る巨匠とされながらも、今となっては殆ど見向きもされないヴァン・ダインという「大物」がいる。この人の作品、30年くらい昔であれば創元推理文庫に収められた長編全12作はどれ1つ絶版にはならず、常に「現役版」だった。しかしここ数年での現役版は『ベンスン』『カナリヤ』『グリ-ン家』『僧正』の初期4作のみ。それ以外は2024年1月現在でどれもが絶版。まあ、それだけ需要も無くなっているんでしょうな。自分としてはその後の5作目『甲虫』と6作目『ケンネル』あたりまでは何とか復刊して欲しいと思っているけど。ちなみに数年前にヴァン・ダイン2作目の『カナリヤ』を初めて読んだ時なんて、本当にしんどかった。1920年代の発表当時には大ベストセラ-になったヴァン・ダインの出世作らしいのですが、しかしとにかく「お話」がつまらない。あれだけ苦痛だった読書も珍しい。何しろ読み終えるまで半年くらいかかった。とにかく面白くないから先に進まないのですよ。そして最後に真相や犯人が判明しても驚きも何もなく、「ふ~ん‥‥そうなのね」という感じ。ていうか、この時点では「もう誰が犯人でも構わん!」って心境だった(笑)。ちなみにヴァン・ダインって欧米では完全に忘れられた作家のようですよ。何しろ100年近くも昔の作品だしな‥‥。ありがたがっているのは日本人のみ?ただですね、自分的には3作目『グリ-ン家』と4作目『僧正』は、やはりミステリに関心がある人なら読んでおくべき作品だと思ってる。それこそ前述の『赤毛のレドメイン』同様、なんか一種の必修科目みたいな感じなんだな。今となっては古い。特に『グリ-ン家』なんて、誰もが読んでて犯人を当てられると思う。しかし「犯人当て」だけがミステリの面白さというわけではあるまい。この『グリ-ン家』あたりには、何か海外古典ミステリに独特な「形式美」とか「こく」とか「風格というか貫禄」みたいなものがびしびしと感じられる。これはやはり必読書だと思う。つい最近、創元推理文庫から新訳も出ました。

 

◆1月18日(木)の自宅音楽鑑賞。

 

↓LPレコ。

 

 

↓LPレコ。

 

 

↓LPレコ。

 

 

↓SACD。

 

 

↓CD。

 

 

◆19日(金)の自宅音楽鑑賞。

 

↓LPレコ。

 

 

↓LPレコ。

 

 

◆20日(土)の自宅音楽鑑賞。

 

↓LPレコ。

 

 

↓LPレコ。

 

 

↓SACD。

 

 

↓CD。