◆『金の十字架の呪い』は「ブラウン神父シリ-ズ」の『ブラウン神父の不信』(創元推理文庫)の収録作品。

 

 

1つ前のブログで、やはりこの短編集『不信』収録の超有名作『犬のお告げ』を、「これって『必読!』と言われてますけど、本当にそんなに優れものですか?」と散々貶しまくってしまったが、しかしこの『金の十字架の呪い』は自分的には結構読んでて楽しめる。尤も、やはり粒揃いのシリ-ズ第一作目の『童心』の諸々の傑作に比べると「落ちる」感はあるし、ミステリ的アイディアからすると下手すりゃ例の『犬のお告げ』よりも更に落ちる気はするのだが、自分としては「お話」的にこの『金の十字架の呪い』はそれなりに面白い気はする。あくまで「お話し的には」ですよ。とはいえ、やはりミステリとしての完成度では「ブラウン神父シリ-ズ」の中では中程度かな‥‥。ミステリとしてのアイディアは、やはりチェスタトンは第1作目短編集の『童心』で使い尽くしてしまったのかな?‥‥‥という気もする。しかししつこいですが、この『金の十字架の呪い』、前述の通り「お話的には」結構面白いと思いますよ。

◆22日(金)には相変わらず焼き鳥居酒屋「鳥貴族」へ。

この日もまた「独り忘年会」という位置付けかな。

 

 

 

 

 

◆ここ数日の自宅音楽鑑賞は、SACDだのCDではなく、全てLPレコ。

しかし「高価な海外オリジナル盤」とかではありません。

ごくごく平凡な、廉価盤で発売されていたような国内盤LPレコです。

しかし自宅の「実に実にお値段お安め」のレコ-ドプレ-ヤ-では、これらが結構良い音で鳴っているんですよね。

少なくとも自分的には「もっと高価なレコ-ドプレ-ヤ-を買おう!」という気にはならないほど。