私の父は非常に落ち着きがありません。
例えば
病院へ行く日の時間は余裕を持って出たい。
予約時間の1時間前に着きたい。
…と、これは分かります。でも
早く来たんだから予約時間よりも早く
診察を受けられる、と思うのか…
まだか!まだか!と落ち着かない…
足をガタガタと貧乏ゆすりさせる…
待合席で大きな声で非常識なことを
話してくる…
静かにして!と言っても一瞬しか黙らない…
診察してもらった後も、先生の
言い方が気に入らない!と言う…
とにかく文句ばかり言うので
付き添ってもイライラしてしまいます。
でも、ある日の診察後に気がついたことが…
紙切れに何やらメモをしていて、
それをポケットに入れていたのです…
何を書いていたのかは読めなかったの
ですが…自分が不安に思うことを
聞いてみようと思ったのだと思います。
それを出し忘れていたようです…
メモのことを私に言ってくれていたら
気に留めておいたのに…
二度の手術の前も、不安を抑えきれず
私に電話をしてきて、声を荒げて
支離滅裂なことを言ってきたけれど…
落ち着きがないうえに
とにかく気が小さく、不安な事があると
異常に騒ぐ…困った親です…
…それでも親です。私がこの親の元に
産まれた意味など、考えさせられます。