2018年12月17日(月)
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
『森口博子 Song for you Vol.14』
渋谷Mt.RAINIER HALLで行われた森口博子さんのライブに参加しました。
森口博子さんと出会ったのは1985年ですから、今から30年以上も前になります。近所のアニメイト(だったかな?)にデビューキャンペーンかなにかで来てくれた時でした。小さなイベントスペースで、私は最前列(1メートルくらいの至近距離)で体育座りをしながら歌う様子を眺めていました。
彼女は当時17歳で、中学生だった私よりも少しお姉さんでしたから、それはもう眩しくて眩しくて。気のせいかも知れませんが、目が合った瞬間に恋してしまったのは言うまでもありません。リアル厨二病です。今でも「憧れの女性」という当時からの印象は変わりませんね。
近年、ショッピングモールのイベントなどで偶然拝見することはありましたが、こうしてコンサートに参加するのは初めて。やはりTVの中の人なので、実際に会いに行く対象ではなかったのですよね。
東京公演は16日と17日のツーデイズ。その情報を知った時にはすでに16日はSold Outしていましたが、運良く17日の追加公演のチケットが取れました。
ローチケでチケットを購入したところ、指定された席は先日アンコンさんのワンマンで座った席そのもの。全部で318席もあるのにピンポイントでその席指定ってすごくないですか? 残念ながらアンコンさんのワンマンは可奈子さんサポートではなかったのですが、そこから可奈子さんがステージに立つ姿を観るのは運命的なものを感じました。
なにやら業界関係者らしき人が多かった2F席。その片隅からステージを見つめました。
森口博子さんのライブは夏と冬に行われているそうですが、夏はアクティブ、冬はしっとりめとのこと。今回はアコースティック編成でじっくり聴かせる構成でした。
○サポートメンバー(敬称略)
Key. 井上薫
Gt. 高木大輔
Per. 菅野可奈子
カバー曲やクリスマスソング、懐かしいオリジナル曲も盛りだくさん。『夢がMORI MORI』は客席も一緒になって振り付けを踊りました。な、懐かしい…
途中、衣装チェンジの場面ではサポートミュージシャンのソロパートもガッツリありました。博子さんのナレーションでメンバーのプロフィール紹介を交えつつ。可奈子さんは「休みの日は食料調達以外に外出しない」なんて暴露(?)されていました。
メジャーアーティストのライブは久しぶりだったのでサポートミュージシャンは裏方に徹する感じかと思いきや…それぞれスポットが当たる場面も多かったですね。可奈子さんは紅一点ということもあって大切にされている印象。
MCでも話を振られていつもの調子で会話していました。回転寿司トークでは博子さんと同じ「くら寿司」派ということで話も弾んでいました。
メンバー紹介の時に思い切って「かんちゃん」コールしたけれど、どうやらこちらの現場では「きゃなこちゃん」と呼ばれているみたいです。ほほぅ。
本編ラストは『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』でした。この曲が主題歌である『ガンダムF91』の主役声優、辻谷耕史さんが10月に他界したばかり。その5日前に仕事でご一緒していたそうで、亡くなったことが信じられなかったそう。涙を流しながらの歌唱になりました。
アンコールではデビュー曲の『水の星へ愛をこめて』を披露。この曲は30年間で何度聴いたことでしょう。もしかしたら人生で一番たくさん聴いている曲かもしれません。可奈子さんのカウントで始まり、さらにはコーラス入りで聴けたのですから、目から血の涙が出るかと思いました。
「森口博子さんへの30年分の想い」と「可奈子さんの雄姿を見届ける」のを同時に行ったせいで、感情のコントロールが難しかった。目の前で起きていることが夢のようだったなぁ。
物販で最新シングル『鳥籠の少年』を購入。特典として終演後に本人との握手会に参加することが出来ました。段々と順番が近づいてくる列で何度も言うことをシミュレートして、30年前から好きだったことをなんとか伝えることが出来ました。