長女が映画館で観てとても感動したと言っていた国宝をやっと観た。
高校時代の2人が、下校途中の河原で、大きな枝を持って練習していた藤娘。
美しくて艶やかな京鹿の子娘道成寺(作中では二人道成寺だったけど)。
お稽古中にお扇子で叩かれるシーン。
昔の自分と重なって、苦しいようななんとも言えない気持ちになった。
日本舞踊の師匠をしていた実家の母は、父よりも子供達よりも踊りとお弟子さんが大切な人だった。
学校から帰っても、お稽古場にいる母とはゆっくり話しも出来ず、19時までお弟子さんのお稽古があるのはざらで、夕飯はほとんど出前ばかりだった。
そんな、封印していた様々な記憶とともに観た映画だったけど、とても素晴らしい映画だった。
舞台には神様がいる。
舞台に魅入られたら、もうそこから降りる事は出来ない。
吉沢亮さんも、横浜流星さんも、美しく人間味溢れる素晴らしい演技で、とても心を打たれた。
何度も観たくなると言っていた長女の気持ちが、すごくよく分かった。