先日、東京・自由が丘にある、加藤千恵先生のところへ、ヘクセンハウスの講習会に参加してきました。
ヘクセンハウスとはヘンゼルとグレーテルにでてくる、魔女が住んでいる、お菓子でできた家のことです。
息子が年長の時、園の遠足で「ヘンゼルとグレーテル」を観に行きました。ちょうど、私もヘクセンハウスを作ってみたくて、その時はキットを使って、ヘクセンハウスを作り、園に持っていったところ、しばらく玄関に飾ってもらう機会に恵まれました。
「休みに時間になると、子供たちがヘクセンハウスのまわりに集まり、眺めていましたよ」と先生に教えてもらい、胸がいっぱいになったのを覚えています。
そんなこともあり、いつか1からオリジナルのヘクセンハウスを作ってみたい、との思いがあったので、今回7年ぶりに講習会が開催されると知り、すぐに申し込みをして、楽しみにしていました。
講習会では、あらかじめ用意された生地を成形して、その場で焼き、組み立てから見せてもらいました。
今回は2階建てのおうちで、1階、2階にそれぞれ3つの窓、開いている窓と閉じている窓がありました。屋根には小窓があり、上部には雪が少し積もっています。裏の壁には、抹茶で模した苔が少し生えていて、側面の壁には、今は枯れてしまったバラのつた、そしてプラチョコでできたバラの葉っぱが数枚残っていました。屋根にはつららができ、正面の玄関は少し開いていて、窓は、パラニチットで作られた透明の窓、そのまわりには、シュガーベールで作られた雪の結晶が飾られていました。
最後には、アイシングと粉糖で、一気に雪景色に代わり、うっとりするほど綺麗に組み立てられていき、ため息の連続でした。
まだオリジナルまでの道のりは長いかもしれませんが、クリスマスのスポンジケーキのレッスンの時には、私なりのヘクセンハウスをお見せできたらと思います。
奥が深いお菓子道、少しでも前に進めるよう、邁進していきたいと思います。