父の願い | キラリのサクセスストーリー

キラリのサクセスストーリー

こんにちは、キラリです。
リストラ通告を受け這い上がるまでのサクセスストーリーです。
リアルタイムに書いていきます。

私は起業をしたくて、月に一度、地域の中小企業支援のコーディネーターと面談をしています。

 

今月も面談があり、そのときにいつもは話さない実家のことを話す機会がありました。

 

実家が底辺であること。

実家とは関わりたくない。

など

 

するとコーディネーターが言いました。

 

「実家とは全く関係なく生きていきます?」

 

私は

「実家は大嫌いです。父も。でも、一代で会社を興して死ぬまで働いたことは尊敬しています。母が死んだら実家の工場は続けられないと思います。」

 

すると

「そこに答えがあります。そこに金策があります。」

と。

 

 

「49才で死んだお父さんは、何もできない中卒の妹と弟の生活のために会社を遺した。

お父さんは死んだけど、魂は生きています。

お父さんはあなたに会社を手伝ってほしいと願っているのだと思います。

あなたには妹や弟以上に投資をしている。

お父さんはあなたにお母さんがやっていた役割をやってほしいと願っているのだと思うのですが。」

 

と言われた。

 

いつもマーケティングとか、起業についてのノウハウを教えてくれる彼がそんなことを言って、驚いた。

父が彼の口を使って言っているのではないかと思った。

 

 

「だって、弟は社長らしいことが全くできないんですよ。そんなんで会社続けられるんでしょうか?」

 

「何もできない2代目、3代目なんてそこらじゅうにいますよ。

できないことをさせる必要はありません。ただ来た仕事を塗ってもらっていればいいのです。弟に社長らしさとか期待しちゃいけません。だってできないのですから。

あなたと妹と手を組んで、前に出てお客さんと会話して仕事をもらって、弟には黙って現場で塗ってもらえばいいんです。」

 

「自分の音楽の名刺をお客さんに配れば、あなたの知名度も上がり、音楽での起業も叶います。」

 

母は体調を崩して寝ている。

私は数か月後リストラ。

離婚。

 

音楽をやるために実家?

私のことだから、ただ実家を手伝えなんて言っても手伝わないだろう。

だから音楽を続けてきたの?

だからこんな底辺の家庭で私だけが短大?

 

全てがこうなるように計算されていたのかと思うくらい

辻褄が合ってしまった。

 

全てがタイミング良く動いているようで、怖くなった。