「同級生」公開から1週間が経ちました。

観てくださった方、感想を送ってくださった方、本当にありがとうございます。
素敵な感想が多くて嬉しい限りです。

谷くんは、監督からのご要望で自然体な芝居がいいということだったので、できるだけナチュラルに、変な言い方かもしれませんが、アニメっぽくない芝居をさせていただきました。

何処にでもいるバンドが趣味の、そこら辺にいる普通の高校生。それが僕の中で谷くんを演じる時に一番大事にしていた事です。

そんな普通の谷くん、友達が普通の人と少し違うかもしれないとなった時、彼はどうするだろう?

谷くんは時間を掛けてゆっくり考えていたんだと思います。多分、ずっとそればかり考えてるわけではなく、高校生らしく時には忘れて遊び、バンド練習をして、そしてたまに真剣に考える、こんな感じじゃないでしょうか。

普通と少し違うかもしれない友達と距離をとることはなく、普通に接しながら、色々考えていたんだと思います。

彼が出した答えは劇中で草壁に言った通りです。

いいやつですよね、谷くん。いや、草壁がいいやつだからこそ、あの答えなんでしょうね。

青春真っ盛り。トキメキレモン果汁100%、それは草壁と佐条だけでなく、谷くんにも言える言葉でしょう。

いや、谷くんの他にも、劇中に出てくるバンド仲間や学校の友達、はたまた先生や、ライブ会場の受付のお姉さんすらそうなんじゃないでしょうか。

観れば観るほど色んな所が観えてきてとても面白い作品です。草壁と佐条の少しずつ進んでいく恋模様を応援しながら観るのはもちろん、それ以外の所にも目を向けてみるのも楽しいかと。

まだの方は是非一度。一度観た方は別視点でもう一度。


映画「同級生」よろしくお願いします。