2006年から
ミニチュアダックスの男の子を
飼っていた

もうすぐ12歳を迎えるという頃
2018年6月5日
0時30分
私の腕の中で亡くなった

急にご飯を食べなくなり
心配で病院へ連れて行き
亡くなるまでの2週間
毎日
点滴に通った

少しでも食べてくれたらと思い
あの手この手で看病した
少し食べたと喜んでみたり…
一進一退を繰り返し
献身的に付き添った

色んなことがあった私を
いつも
癒やしてくれる存在だった

大きな存在を失ってしまい
本当に辛かった



その時
最愛の彼は
こうLINEに残してくれていた

◯へ
今まで◯子をありがとう
これからは俺が
◯子をしっかり見守っていくから
安心して休んでくれ
また生まれ変わったら
◯子みたいな
優しい飼い主と出逢いなよ
安らかにおやすみ
◯より

と…

それから4年が経ち
彼の支えもあり
愛犬の死から
やっと立ち直ることができたのに…

また
私にとって
大きな存在を失った


そんな彼も
トイプードルの男の子を飼っていた

彼は、病気になっても
できる限り
お散歩へ行き
いつも一緒に寝ていた

彼の愛犬
だいぶ
おじいちゃんだと聞いていた
最近は
目も見えなくなり
足腰が弱り
それでも
自分のそばに
いつもいてくれると
言っていた

彼は
愛犬を見送るまで
自分は死ねない
とも言っていたのに…

彼の方が先に逝ってしまった

彼の帰らない部屋で
彼の愛犬は
今どんな気持ちでいるのだろう…

愛犬を失い
喪失感でいっぱいだった私を
精一杯支えてくれた彼

私にとって
大きな存在だった彼

それ以上に
彼の愛犬も彼のことが
大きな存在だったはず

気持ちが分かるだけに
とても苦しい

もう2度と
私の前から
大事な人がいなくなりませんように…