先日、父親と衝突した


正斗が大好きだった海に


もう少し涼しくなったら


絶対連れてくんや~


それ、今の私の夢なんや





なんて話した時



父親は



「意識も無いのにか?
目も見えない耳も聴こえない

そんなんで連れてって
意味あるんか

お前が疲れて帰ってくるだけやろ」




って。



私の身体を心配して言ってくれてるの分かったから


黙って我慢したけど


これだけは言った


「正斗にはちゃんと五感があるんだよ!
表情も変わるし
機嫌の良い日悪い日が
私には分かる

音楽だって大好き

だから、大好きだった海に行けば
絶対喜んでくれるって思って
だから、そんな悲しい事言わんといて!」




父は黙って帰ってった


元々、冷静でそーいう所ちょっと冷めてて


いつも現実的な父






私はただ、ホメてほしかったんだ


お前、前向きに頑張ってるな!
偉いな!



って



実の親に、ちょっとホメてほしかっただけなんよ


1人、ただ黙々と


目の前の事を淡々とこなす


誰に認められる訳でもない


そこに、何か


心弾む様な喜びがある訳でもない


ただ、淡々と、毎日





誰かに認めてほしかっただけなんや



この寂しさ、どうしたら


埋められるんやろう