(前回 「息子への謝罪」の続きです)

 

母親に無理やり受験させられ

5回も不合格を突き付けられた息子は

地元の公立中学へ進学しました

 

入学当初は受験の失敗を

少し引きずっているようにも感じましたが

小学校からの友人に加え新しい友人もできて

それなりに中学生活を

楽しんでいるようでした

 

中学三年になり高校受験が近づくと

一般受験をさせるべきか

推薦で進学させるべきか

随分悩みました

 

息子は引き続き塾には通っていたので

ある程度の成績は維持しており

有名大学への進学実績がある

私立高校の推薦がもらえそうでした

 

都立高校や他の私立高校を受験する

選択肢もあり

塾ではもっと高いレベルの高校受験を

勧められたりもしましたが

息子と話し合い、最も確実性が高い

推薦入学を選ぶ事にしました

 

息子は中学受験の失敗がトラウマになり

そのトラウマが受験に対してのブレーキを

かけていたからです

 

そして息子は推薦で無事

合格をもらう事ができました

推薦ではあったけれど

彼にとっては初めての「合格」でした

 

ただ息子は、受験に挑戦しなかったことに

少し後ろめたさを感じているようでした

 

その時、私と主人は息子に言いました

「受験にチャレンジしたいなら

大学受験でチャレンジすれば良い

高校生活で自分が何をしたいのか

何を学びたいのか考えて

受験する大学を全て自分で選び

リベンジすれば良い」

 

高校でもある程度の成績を維持していたので

指定校推薦を選ぶこともできましたが

息子は一般受験を選びました

 

そうしなければ

中学受験のトラウマを消すことが

できなかったからです

同じく合格を目指すライバル達と

一緒に試験を受けて

「合格」を勝ち取る事が

彼には必要だったからです

 

息子が三年生になると

私と主人は見守ることに徹しました

 

息子の中途半端な勉強態度に

時には口出ししたいこともありましたが

我慢しました

 

良くも悪くも、どの程度頑張れば

どの程度の結果が得られるのか

自分で経験してほしかったからです

 

いよいよ出願時期なり

受験校は全て自分で選ぶように

但し、滑り止めであっても

行く気のない大学は選ばないないよう

息子に伝えました

 

 その後は、「そして戦いが始まった~」

ブログに書いたとおりです

共通一次の出来や

滑り止めの大学で補欠合格だった時は

中学受験のトラウマが

一瞬蘇ったようでしたが

それでも息子は

なんとか気持ちを切り替えることが

できたようでした

 

一方、見守ることに徹し

(時々口出ししちゃいましたが、へへへ)

息子の前では平静を装っていた私ですが

合格発表の前は

一人で悶々とし、どうしようもない不安を

ヤギ(主人)にぶつけていました(笑)

 

 

のんびりヤギ(主人) vs 悶々カッパ(私)

 

 

 

ふと、くつろいでいるヤギに気がつき

 

 

悶々とする気持ちに耐えられなくてヤギにあたる

 

 

合否結果に喜んだり怒ったりしながら

まぁまぁ希望の大学に合格した息子は

ようやく中学受験のトラウマを

払拭することができたようでした

 

私が息子に対して行った過ちが

これで帳消しになる訳ではないけれど

息子がやっとスタート地点に立てたことを

心から良かったと思うことができました

 

よく言われているように

大学に入ることがゴールではありません

これから色んな仲間と出会い

やりたい事を見つけ

失敗や挫折を繰り返しながら

どう道を切り拓いていくか

 

息子よ

そうやって君なりのキラキラした人生をキラキラ

見つけてくれ!!

 

 

大学に入ったら益々筋トレに励みたいと…

えっ、そこかよ~(笑)

 

ブロ友のニャンさんが

とても素敵な動画を教えてくれました

何年か前に放送されたカロリーメイトのCM

そのフルバージョンの映像です(↓)

 

 注)わたすはこのお母さんのように

優しく見守ったわけではないですからー

 

息子よ、君はもう大丈夫だよ!

 

私と息子の受験物語に

お付き合い頂き

ありがとうございました