今夜の『光る君へ』を観て
源氏物語の夕顔を思い出した
平安時代
婿をとり
通ってもらうことで
女あるじは家族や使用人を養っていた
林真理子さんは
夕顔の事を
「男に頼ってばかりの弱い女性」のような
表現をしていたけど
私はちょっと違う捉え方をしているの
女あるじとして
衣食住を賄う目的もあって
光源氏と駆け引きをしたんじゃないかなって
思うんだ
男性の通い婚の時代
女性は待つしか無かったんだよね
一方
お嬢様で
人を疑うことを知らず
一途に光源氏を思っていた
末摘花
使用人がどんどんいなくなって
住まいも荒れ果て
それでも
彼がまた来てくれると信じて
その場所で待っていた
純愛の人
花散里みたいに
自分の立場を汲み取りすぎて
女性として愛されることを諦めちゃうより
幸せなのかもしれないね
たくさんの女人が登場する
源氏物語は
全部
紫式部の心の中に住まっていた
女性としての気持ちの擬人化なのかもしれないね