みなさま、こんにちは!
英語講師のHIROMIです。
前々回のブログでお話ししたように、私は高校生の頃、大学入試の小論文対策として新聞コラムの要約練習をしていました。
その効果についてお話ししてきましたが、今回はその最終回です。
少しの間、お付き合いいただけますと嬉しいです。
今回は、自分が書いた要約文から得た知識や見解、語彙を組み合わせて、新たなテーマの文章が書けるようになった経験についてお話しします。
ある日、小論文にチャレンジしようとしたとき、自分が書いた要約文の一つ一つが「素材のピース」のような存在に変容していることに気づきました。
「素材のピース」をアレンジし、自分の考えと組み合わせ並べ替えて、別のテーマに向けて導入、主張、展開(例示と説明)、結論という順に組み替える工程を体験したのです。
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英検のエッセイライティングや二次試験のスピーチ練習は、この昔の経験を彷彿とさせるものでした。
日々「手を動かす」ことで、「できない!無理だ!」と思っていたことにもチャレンジでき、書くことによって出会った情報の断片を自分の思考や言葉に落とし込むことができるという実感が、私の原体験となっています。
「情報や言葉のパズルのピースを組み立てて、新たな論点を導き出す」このプロセスは、これからの変動の多い世界を生き抜くための思考トレーニングにもつながるかもしれません。
英検の英作文やスピーチのトピックは、この言葉のスキルを磨くための最適な素材だと感じており、私も学びとチャレンジを続けながら、触れ合う皆様や青少年に、これからも私の学びや気づきをシェアできたらな、と思っています。
英語力向上はもちろん大切ですが、実り多いコミュニケーションを実現させるには、思考力、そして思考力を支えてくれる言葉の力が大切だなと痛感しております。
このことが英語を学ぶもう一つの意義だと私は確信しております。
本日もここまでお読みくださいまして、大変ありがとうございました。
HIROMI