主人を亡くしてから

誰かの目に映ることが

恐くて堪らなくて

避けていた時期があった。



“誰にも自分を見られたくない”

という心の奥からの叫び。



一体それはどこから来るものなのか?



わからなかった…。



まるで別の次元に来たような

そんな感じだった。



だから知りたかった。



今居るここはどこで

一体何の為にこんな状態に置かれているのか?



思ったことをノートに綴る。



最初は真実とは

かなりかけ離れた地点からスタートした。



でも…ゴールが見えてくることを信じて

一歩一歩進んだ。



結果…真実は見つかった。



しかしそれはゴールでは無かった。



一つの謎が解けると

また新たな謎がモヤモヤと現れそれと向き合う。



その繰り返しだ。



けれど確実に何年か前と違うことがある。



私は人を避けたいんじゃなくて



本当は

誰かと話をしたいと思っている。


本当は

誰かに自分のことを知って欲しいと思ってる。



という心の奥にある

“本当の思い”

に気づく事ができた。



感情とは真逆の自分が存在する。



“本当は人が好き。”



という心の奥にいる

本来の自分自身との出会いがあった。



思考ばかり繰り返していたら

もう1人の自分とは出会えなかった。



偽りのあなたで居つづけるのか

本物のあなたに会いにいくのか。



人は向き合う事で変わっていける。