明け方のもうすぐ目が覚めそうな
夢と現実の狭間のような時間に感じたこと。
私の頭を支えてくれている枕と
心地よく眠れるように掛けた布団は
今、私だけの為に存在してくれているんだ。
私達は、枕に枕以外の役割を果たして欲しいとは、思わないし、布団にも布団以外の役割を要求しない。
それって物だからなのかな?
目の前に現れてくれる人達の言動を、自分のことのように思えるようになってくると、呼吸をしない物達のことも以前より、とても近い存在に思えてくる。
私達も枕や布団と一緒で役割があって、それを果たしにこの世界に生まれたんだ。
枕と布団は、他の何かになろうなんて思っていない。
求められるときに、自分の役割を果たしているだけ。
きっと、私達も本来そうあるべきなのだと感じた。