ホテルの朝食会場はフレスコ画の天井(キューピッドが可愛い~)が優美な19世紀は舞踏室だった場所です。窓際に座ればヴァザーリの回廊越しにアルノ川を眺めることができます。ビュッフェの内容は今回泊まったホテルの中でいちばん私的には充実していました。何種類もの生野菜、生ハムやスモークサーモンもあります。夫はゆで卵のオードブル風のものが気に入り毎日4~5個食べていました。スパークリングワインはありませんがコーヒー類は注文を聞いて持ってきてくれます。4日間とも混雑することもなくゆったりと食べることができました。
今日の観光予定はサンタ・クローチェ教会~ドゥオモ~ドゥオモ付属美術館~ヴェッキオ宮~ジョットの鐘楼~サン・ジョバンニ洗礼堂です。ドゥオモのクーポラは入場が時間指定の完全予約制に変わっていたため計画段階で外しました。さて予定通りに回れるのか…?
9時半過ぎに出発。途中のグラツィエ橋でアルノ川とヴェッキオ橋を眺めてからサンタ・クローチェ教会へ向かいます。教会の前の広場ではフィレンツェの6月の名物行事カルチョ・ストーリコ(古式サッカー)の会場設営が始まっていました。
フィレンツェ・カードの使い方がわかるかな?と少し不安だったのですが、超簡単でした。改札場所の係員にカードを渡すと係員が持っている機械に通します。レシートが発行されるのでそれを受け取って終わりです。ほとんどの施設がこのやり方でOKでした。
サンタ・クローチェ教会で見たかったというか知識があったのはミケランジェロのお墓と、1966年のアルノ川の悲劇で最大の被害を受けたと言われるチマブーエの『磔刑像』だけ。さっと見て終わるつもりが教会内はもちろん外の礼拝堂や付属美術館まで見応えたっぷりで気が付けば1時間半以上が過ぎていました。
ドゥオモの切符売り場は長蛇の列、フィレンツェカードの表示のあるレーン(予約者用レーン?)はあるけれど係員が適当に振り分けているみたいでいっぱいです。それよりもすごかったのがドゥオモとクーポラの行列です。ドゥオモの行列が北側のクーポラ入口の方まで伸びてきておりクーポラの行列と合わさって人があふれ返っていました。クーポラは完全予約制なのにめちゃくちゃ並んでいます。楽勝と思っていたサン・ジョヴァンニ洗礼堂にさえも行列ができており、何時間かかるかわからないドゥオモとジョットの鐘楼(フィレンツェカード所持でも並ぶ必要ありと事前に聞いていました)の入場はあきらめ、洗礼堂とドゥオモ付属美術館だけを見ることにしました。
さてフィレンツェカードで洗礼堂の行列がスキップできるのか?答えはNOでした。結局ドゥオモ関連施設ではフィレンツェカードを持っていても優先入場は一切できないということです。おとなしく10分程並びました。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂内部のいちばんの見どころは天井のモザイク画ですが、私がそれよりも見たかったのは映画『インフェルノ』でラングドン教授がダンテのマスクを見つけて取り出す洗礼盤でした。なのにロープが張られていて近寄れません。はるか遠くから眺めた洗礼盤は「暗いし全然見えない…がっかりだ~」に終わりました。
付属美術館は他の混雑が嘘のようにがらがらに空いていました。必見の『天国の門』オリジナルの前にも人はいなくて拍子抜けです。テラスからはクーポラを間近に見れました。
時間は13時20分、少し早いですがヴェッキオ宮に向かいます。
