2週続けての宇多田ヒカルさんの特集、納得しながら観ました。

作曲はコードから先に作ることが一番の始まり、とのことでした。そして、それに付随してメロディーが生まれ、メロディーがないと作詞、つまり、言いたいことが分らない、とメロ先の人のようです。

そして作詞はとてもいつも苦労して書いているとのことです。

メロディーは母音と子音が結びついてでてくるので、その母音、子音に導かれて作詞で、どんな気持ちを自分は表現したいか、おのずとわかる、と仰ってました。

作詞は制約がないと歌詞が出てこない、ということです。作詞をするときはバッ、と出た言葉ではなく、悩んで、悩んで、はまる言葉を探し、諦めずに考えるとフッ、と言いたかった言葉に出会える。

 

凄い。

 

また歌を届ける対象はみんなであるけど、やっぱり自分に向かって、自分自身に言っているのではないか、

それは自分を突き詰めると、人間みんなになるから。

(外へ矢印を出しているものが結局自分に向かっている)

 

僕ももしかしたら歌を作ることは自分へ、に向けている、と思うことがあります。宇多田さんの説明に、なるほどと思います。

 

また日本語のインスピレーションについても語っています。

 本を読んだり、絵画に触れることから自分を理解する、

特に、文学的な日本語に触れたことが日本語への意識の変化だった(2016年作品以降に出ている)。

 

「あなた」、「初恋」「花束を君に」なんかは昔の宇多田さん(2010年以前)とはやはり印象が違います。

 

そして、今一番聴いている形態はAirPodsで外出しているときのようですが、最近ターンテーブルを買い、初めてHi-Fiシステムを買ってとても良い音で新鮮だとのこと。

 

そして、こんなに素晴らしかったのかと思ったのがバッハ。

バッハはスゴい。と、仰ってました。

これを聴いた僕も影響を受け、今CDで、グールドのゴールドベルク変奏曲をかけています。(影響受けやすい!)

 

 

最後に、宇多田ヒカルさんはもし、誰もいなくても、音楽を作るかも・・・・と言っていました。

 

番組でも言われてましたが、宇多田さんは

天才、というより職人だ!と僕も感じました。

やはり音楽好きなのでしょう。皆さんだってそうでしょう?

長文すみませんでした。