役所広司主演の2021年の映画、「すばらしき世界」をアマゾンプライムで観ました。西川美和監督の作品です。

ネット上でよい映画と聞いていたので見たくなり、昨日観ました。

ストーリーは、刑務所を出た三上正夫という男の世間になじめないながらも奮闘して、ときにはきっちり、ときには怒り狂ってしまうような、刑務所を出て生きていこうとする男の物語です。

役所広司さんの役のなりきり方がすごく、不器用でまじめでうまく生きられない主人公をすごく、素で生きているかのようでした。

西川美和監督の作品は今まで見たことがなくて、テレビでもいろいろな作品が、素晴らしい、と聞いていたので観てほんとうに素晴らしい監督だな、と思いました。

西川監督の作品は他にもまだ見たい作品があり、楽しみです。

役所さん以外にも仲野大賀さん、六角精児さん、長澤まさみさんらが出ていて、しっかり脇を固めていました。

この映画の原作は佐木隆三の「身分帳」という本です。

最後はつらいですが、感動が押し寄せても来ます。

不器用でも生きていかなくちゃならないんだ、世間ともうまくやっていけば幸せなのか、そんなことを考えました。