おはようございます
金門島の旅、続いては馬山観測所へ。
金門最北端にあります。
対岸の角嶼までわずか2100mしか離れておらず、金門廈門間の距離が最も近い地点です。
戦時中は、対岸の海上活動を監視するための軍事要塞で、「天下第一歩哨所」と称えられていたそう。
観測所の入口から、戦備坑道へ。
坑道は狭いです。
坑道内には機銃トーチカ等の軍事施設があります。
望遠鏡もあり、晴れていれば福建の東、西鴻漸山までをはっきりと見ることができます。
この日はいいお天気だったので、はっきりと見えました。
ほんとに近いです。
この観測所が再び使われることがありませんように。
次の場所へ移動します。
台湾本島とはまたちがう文化で、町並みも趣があります。
北山断崖へ。
古寧頭大戦の際、国民党軍と共産党軍がここで熾烈に戦ったそうです。
ここには北山放送壁(北山播音牆)があります。
金門が戦地であった時代、ここは「心理戦」の最前線で、テレサ・テンが録音した「心理戦」音源を毎日放送していたそうです。
中国語、閩南語でニュース、宣伝、評論、投降呼びかけ等の情報を流していたとのこと。
同じく中国からすぐの馬祖島にも似たような施設がありました。
日が暮れてきたので宿へ向かいながら、途中にある観光スポットへ寄ります。