こころの記号 | るくな のSound Explosion

るくな のSound Explosion

ユニコとロッキーラクーンを聴きながら綴る るくなのファンシーな日記




心から敬愛する立川談志師匠が生前

ぼくのボロボロのギターのヘッドに貼ってくれた

千社札は色褪せてもいつまでも大切なお守り。

ずっとその穂をゆらす


こころは自由にどこまででも


羽ばたいてゆき


風は穂をやさしくそよぎながらゆらす


そういう魔法めいた


意味も理由も必要としないなにかを


いつだって


いっぱい胸に感じたいとぼくはおもう


いのちは尊く宇宙のように


ふしぎと奇跡の瞬間の集り


そういうひとつひとつが


それぞれの色彩の 


グラデーションとなりゆき


脈うち広がりつづけてゆく


それに意味も理由もなくいい


青く透きってゆく動脈


宇宙の色のながれに掛かった


穏やかな葉脈

宇宙の光沢は夜空のなかの


無数の星の光の整列


それを糸を通しつくる星座たち


草たちの匂いのそよかぜをあびて

深く静かな場所にこそ


音や詩へとなりゆくものがある

こころこそがその記号そのもの


なんのルールも制約もない記号


風は豊かに花の流れとなり

光は空の下 土は蜜の色に輝き始める


名前になど捕らわれず

かたちに育てられながら


すべての生命がなつかしいひとつの

同じものだとしたら

ぼくがぼくでいて隔てるものなど


あなたがあなたでいることを隔てるもの

などこの宇宙に何ひとつない


制約さえなにもない ひとつの生命


こころの記号 宇宙や楽器や水や土や花と


同じもの その生命に包まれて


盲目の血は駆け巡る


光る梢から梢へと 


やさしく自由にふわりとそよぐ風

こころの記号


電脳世界より愛をこめて