【boat raceに熱い男の物語】-20111119-00000009-dal-000-0-view.jpg
デビュー戦で2着入線を果たした芦村幸香は、笑顔でVサイン(撮影・高部洋祐) 
 
 
ファッションモデル出身で人気バラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演経験のある異色のボートレーサー・芦村幸香(さちか)(26)=山口・109期・B2=が18日、ボートレース下関でデビューを果たした。
 
 
注目のプロ初陣は2着。
 
 
デビュー直後は通常、苦戦が続くボートレースでは大健闘の結果だ。
 
 
“ボートの妖精”が前途洋々のデビューとなった。
 
 
経歴同様に華々しいデビュー戦だった。
 
 
芦村は最も不利とされる大外6コースから2着。
 
 
しかも、3番手から道中で逆転、さらに1着になった大西隆洋にも迫り「(最初のターンマークで)後ろが離れていたので大丈夫だと思ったのに…」と先輩レーサーを驚かせる、豪快な走りを披露した。
 
 
朝から雨が降り続き、最悪のレースコンディションだったが120%の力を発揮した。
 
 
「一生懸命走ることだけを考えていたので、あっという間のゴールでした。2着はビックリしています」。
 
 
上々のデビュー戦を終えて、レース前は硬かった表情が一気に緩んだ。
 
 
 「緊張してあまり寝ることができず、朝は5時に目が覚めました。
 
 
やっぱりメンタルが弱いなと思った」と振り返る。
 
 
それでも結果を出すところは並の新人ではない。
 
 
「先輩に教わった」という呼吸法を実践。
 
 
レースでは強気なターンを連発してファンを魅了した。
 
 
レース前日のエンジン抽選では、下関のエース機と呼ばれる65号機を引き当てる強運を発揮。
 
 
芦村が所属する山口支部の柳瀬興志支部長も「騒がれ注目された中で2着は立派。
 
将来は女子のトップ選手を目指して頑張ってほしい」とエールを送る。
 
 
 「早く、恋からの芦村じゃなくて、ボートレーサーの芦村と呼ばれたい」とデビュー前から言い続けて、きっちり結果も出した。
 
 
2日目の19日は3Rに登場。初勝利を狙う。
 
 
 
 
 
スポーツニッポン [11/19 07:00]
バラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演経験がある芦村幸香が18日、地元・山口県の下関ボートでボートレーサーデビュー。
 
3レース大外6コースからのスタートだったが2着と健闘した。
 
 
楽しみな選手!!