堅気ばかりの会社事務所内で珍しく声優の雑談になったのは、まあダツですよね。ええ。


件のニュースを知って自分としては、率直に「別に」というのが本音だった。

特段ダツにもLiSAさんにも興味が無かったのが大前提だし、何よりもダツに対しては“そっち側”だという偏見でガチガチだったから。

偏見とはいえ、これには自分なりのれっきとした理由があった。「久野センサー」への絶対的な信頼である。


かつて久野ちゃん好き好きがMAXだった際に、彼女の出演ラジオなども粗方チェックし尽くした。そうしたヲタ活を経て、ある法則に気付いたんだ。

久野ちゃんの反応こそ全てである」と。

久野美咲ちゃんとのタイマントークを経る事で、相手の本性は丸裸になる。それは男女の別無く、また年齢やキャリアにもあまり左右されないから恐ろしくもあるのだが。

兎に角久野ちゃんがリラックスしてトークできている程その相手は徳が高く、その逆も然りというシンプルな構造なのだけど、声優ヲタクはその点に注目してみて欲しい。特に遡った放送回をチェックするほど、実に信憑性の高い法則だという事を感じ取れるはずだ。


ここから得た結論として。

男性声優になど凡そ興味の無い自分でも「これはいい人」と確信したのが、

梶裕貴、宮野真守、花江夏樹

の3人。まあ彼らは久野センサーを介す必要も無い気はするが、お芝居だけでなく人間性も素晴らしいと尊敬している。

その逆は有象無象だったりもしたからイチイチ記憶に留める事も無かったけど、群を抜いてクソだったから覚えていたのがダツだったというワケ。

なので「鬼滅婚」が報道された時も特別祝福したい気にならず、むしろ「LiSAって見る目の無い子だな」という悪印象すら抱いたのが去年か。こんなにすぐ騒ぎを起こすとも思ってはいなかったけど。


相変わらず職場では「男とは」「女って」などと薄い意見が交差し続けたが、そこには一切クチを挟まず「いや久野式が全てなんで」と心の声をリフレインさせているだけの午前中でした。