「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」80点。

序盤から立ち込めるクソアニメ臭もなんのその、意外過ぎるほど面白かったのよ。昨今は綿密に練り込まれたクォリティ主義に偏った風潮があるけども、そういうのとは真逆へ走る、なりふり構わないスタイルというか。稚拙な発想の連続だったけど、それをカバーできた勢いは本物だったなあ。


「灼熱カバディ」65点。

題材の斬新さに興味を奪われ視聴を始めるも、うーんあまり良い点が見つけられなかったぞ。実は少し前からゆうまたそがなんだか可愛いと感じる体質になってしまったからこそ完走できたが、内容は正直退屈だった。序章の段階は分かるんだけど、それなら新キャラとか出すなし。


「戦闘員、派遣します!」70点。

全体的な雰囲気は良かったんだけど、やぱ比較対象が「このすば」になってしまうというか。まあ純粋に作品として見てもキャラの好感度やストーリーの面白さに秀でたものは無く、どうしてこうなった的な。一番良かった点は、みっくの歌うEDテーマの可愛さだったような気がするよ。


「スライム倒して300年(以下略)」35点。

これは酷かった。声優さんが少しでも照れた演技などしようものなら、即切り捨てるつもりだった。そんな最低限の良心のお陰でギリ完走できたものの、紛れもなく低レベルなシナリオとその他クォリティは、萌え豚的には世間からの迫害を助長させるだけの存在としか感じられなかった。


「やくならマグカップも」60点。

終盤に若干のアガりはあったものの、序盤からショートらしからぬ倦怠感を長くに感じる作風だった。こんな萌えガバ豚を満足させられないとは、一般世間的には相当厳しかろうと。声優動画も‥必要あったかなあ?声ガバ豚すら疑問を感じる設計そのものにも、課題が残った作品だろう。


「怪病医ラムネ」75点。

嫌な奴とそうでない奴の表現が上手い作品だなあと思いました。キャラもストーリーもシンプルでデフォルメも強め、児童向け作品としても違和感の無い作風だけど、割と細かなところまで配慮が行き届いていた印象。但しまろやか過ぎて刺激に乏しかったのは、やはり物足りなかったよ。


「聖女の魔力は万能です」80点。

正統派のラブい感じに、なんだかうっとりニヤニヤし続けてしまった。おじさんなのに。全体的に優しくて静かな世界観が心地良くて、量産された賑々しい異世界モノの中、逆に刺激的でもあった。兎に角中心となる聖女を見事に務めきった石川由依ちゃんの素晴らしさ。これが大きかった。


「スーパーカブ」75点。

これは複雑。1話で覇権を予感させる衝撃を受けたが、最終的にイマイチへ。作画面に全く不満は無かったが、問題は主人公声優。恐らく新人さんだろう。技術が無いのは良いとして、あの独特の横柄な演技はなんだ。小熊ちゃんの良さを全く表現できておらず、終盤などムカついてしまった。


「蜘蛛ですが、なにか?」80点。

結構面白いクモ子パートと、クソだるい人間パートが最終話で交わった結果、続きが見たい!で終われて良かった。なんせ碧ちゃんがグイグイ牽引してくれたから観続けられたようなものだけど、板垣監督も頑張っただろアレ。原作を好きになれる気は全くしなかったので、アニメ組の勝ち!


「憂国のモリアーティ」85点。

品が良くて壮大でヒロイックで、気持ちのいい面白さだった!が、俺としてはやはりユーモアを盛って欲しかったよ。ホームズサイドでなんとかできたと思うんだよな。あともうちょい女の子を可愛く描いて欲しかったのと、ラストの追い込みがあんまし好みでなかった点がねえ‥。


春アニメもだいぶ消化できつつある一方、一気視聴派としては、夏アニメへの繋ぎ作品を探し始めているところ。まあ我慢できる訳もなくて「メイドラゴンS 」だけは観てしまっているけれど。初日放送日にOP&EDテーマを買ってしまったりしたけれど。


そんな京アニといえば、つい先日の18日に2周忌がありましたね。

昨年と同様に黙祷を捧げる事しかできなかったけど、今後も感謝の念を忘れずに作品たちと対峙していきたいと思ったよ。


そういうのもあって。逆に納得のできない妥協作品には、容赦なく糾弾を続けたりもしますよ!