世の中の混乱が加速するほどに疲労が伴うのは仕方ないと分かっていながら、その憂さ晴らしさえもが封じられつつあるのがキツい。

コロナ騒動で増すべき緊張の渦中にあって、相変わらず危機感の無い身内に辟易としたり。或いは馬鹿は馬鹿が加速する側面すらも見え、1日という時間を長く感じてる状況。
なのにパーっとアニメショップに繰り出すなどのストレス解消法も自粛が付きまとい、オタクはオタクなりの苦労があるってもんです。

そんな近頃の特効薬になっているのは、Vtuberのなちょこです!
彼女の友人とされる阿澄佳奈ちゃんと声がソックリなことを筆頭に、とにかくかわいいんだ。ただちょっぴり圧が強いのもあって、平常時に連続で動画再生をしてるとそれはそれでクルんだけど。

そんななちょこの欠乏でチアノーゼが出かかっていドライブ中、カーオーディオから流れてきた曲にハッとした。
ようやく最近DLした「SSSS.GRIDMAN」のオープニングテーマである「UNION」
の冒頭の歌詞、
〜目を醒ませ 僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ〜
正に今襲われているコロナショックへ対する己のイメージと重なり、更に注意深く耳を傾けた。
〜これは訓練でもリハーサルでもない 覆われた日常というベールを勢いよく剥がしたら 戦いの鐘が鳴る〜
〜ヒーローになれやしないんだって主人公は誰かやるでしょって 知らぬ間に諦めたりしないでよ〜

堪らず、涙が出た。
実はお客さんである老人介護業者が困っているという話を聞き、騒動の初期にアルコール消毒液の獲得に奔走した。色んなラッキーが重なってその充分な確保ができ、先週から配達しまくっていたのだ。今日もそんな最中のドライブだったのだが、そもそも本業である保険屋がやる仕事ではないと揶揄されたり、嘲笑されたりの逆風は地味に効いていた。
とは言えこういう時は命の危険度が高いところにこそ働き掛けるのが人として正解だと自分に言い聞かせていたものの、思っていた以上に自分のメンタルなど豆腐だったようで。
本当に本当におこがましいんだけど、そんな自分を「UNION」は認めてくれたような気がして、オーイシお兄さん、ありがとう‼︎だった。

GRIDMANというヒーローには遠く及ばなくともガリットチュウになら近付けるような自信もある。

ー君を“退屈”から救いに来たんだ