今年もまた紅白歌合戦に誰が出場するかなど全く興味のないまま、それはそれとして一年は歌で締め括りたいのが日本人。
オタクによるソレはアニソンでしか無く、今年1年間で購入したナンバーの中から、俺による俺のためのランキングベスト10を発表したい。

10位
 乗ってけ!ジャパリビート/どうぶつビスケッツ×PPP
1stシリーズで大好評だった大石昌良を再投入し、シリーズ2でも聴かせてくれた!「けもフレ」の優しい世界観はそのままに、ビックバンド調の新たなマーチへトライした感性も素晴らしかった。アニメ自体がクソだった事だけが惜しく、それさえなければセールも跳ねていたに違いない。

9位
 ぼなぺてぃーと♡S/ぶれんど・えーす
珍しく息子と「いいよね」つって意気投合した、世代を超えてオタクをくすぐる一曲。歌は声優さんを器用し、セリフあり、煽りあり、作品タイトルもちょっと入れた、アニソンの王道構成はやはりツボ。清潔感と可愛らしさの表現が秀逸で、心を軽くしてくれる愛らしい作品。

8位
 L.L.L./MYTH&ROID
数曲購入した「
MYTH&ROID」曲の中で、コレが一番好きだった。疾走感のあるロックにメタルの要素がシャープに光り、兎に角「かっちょええ」仕上がり。ロックアレンジの引き出しの多さに唸らざるを得ないユニットだが、それらを巧みに歌いこなすヴォーカルMayuが天才で、その分彼女の脱退には傷心を禁じ得なかったり。

7位
 Memories/こみっくがーるず
純粋に曲を聴いて、久々に泣いた。シンプルなピアノの旋律でスタートする透明感のあるメロディと、キャラクターのイメージとの融合に震えつつ。昨今コメディ色の入るアニメのテーマ曲は電波要素に走りがちだけど、そのシンプルな直球スタイルにハッとさせられた。

6位
 お願いマッスル/紗倉ひびき
クラシカルなソウルミュージック、アニメの筋肉イメージ、ファイルーズあいちゃんの歌声という、それぞれ3つの強力な個性が絶妙に溶け合った傑作。ダークホース的にセールスも好調だったようで、それもそのはずと充分納得できるもの。兎に角元気の出る曲で、筋トレが捗ること請け合い。

5位
 涙はみせない/こみっくがーるず
再び「こみっくがーるず」だが、これもまた非常に泣けた。OP以上に静かで厳かなED曲だが、少女達の弱々しくも健気で直向きな姿勢が優しく表現されており、作品を父親目線で観ていた俺なんかには毒にさえなるほど愛おしく感じた。少し切ない余韻もあって、キュン死も辞さないレベル。

4位
 world's end,girl's rond/分島花音
数度聴いた程度の初期は全く引っ掛からなかったのだが、いつしか完全にお気に入りナンバーを果たした珍しいパターン。4拍子ながらワルツを想像させる奇術のような曲調で、クラシック楽器たちによるジャジーなプレイもカッコイイ。ちゃんと音楽を勉強した人が作った、説得力のある曲。

3位
 ダンシング/佐伯ユウスケ
これは4位と真逆で、ジャパニーズモンキーが勢いありきで作った印象を強く受ける。だが、それがいい。決して後世に残る曲とも言い難いが、そんな刹那的にも特筆せざるを得ないエネルギーに満ちた作品。なんか若かりしころの感性を刺激されたりもして、久々にカラオケしたくなった。

2位
 先生あのね/血小板、マクロファージ
これはもうある種の到達点に達した究極。ていうか究曲。ゴリゴリのヤクザだって一聴で改心しかねない聖なるナニカに溢れており、国レベルで管理した方が良いとすら。これを目覚ましアラームに使っているからこそ、俺のようなクソ虫もギリで生存していけてるようなもの。

1位
 Deal with the devil/Tia
やっぱりジャスが好きと、自分の好みを再確認できた傑作。脅威の才能の塊で、狂気すら感じるグルーヴ感が「Theジャズ」。この一曲をより楽しむ為だけに、イコライザーをチューニングしたくなる。本当に聴く側を放っとかない、最高のジャジャ馬だった。

今年は結構ジャンルがバラけた感じ。
例年と比べて珍しくキャラソンや声優曲が少なかった気がし、これは聴き込みが足りないせいだと反省も。まあ1日3曲程度のペースで新曲を仕入れている状況なので、1曲1曲を丁寧に味わうのも難しいんだけど。
 ただまあ今年もアニソンがあってこその1年だったとシミジミ感じるラインナップでもあって、アーティストやクリエイターの皆様に改めて感謝。来年はライブとか行きてえなあ。