注)すみません、ソフトなBLネタに持ち込もうと思うので

BLダメな人はお引き取りください




明らかに作り笑いだとわかる笑顔を見せながら

中に入ってくる長田先輩を迎え入れた

「そんなに嫌な顔をするなよ、琴葉~」

部室に入ってくるなり

おもちゃを見つけた子供のような満面の笑みを見せて近づいてくる長田先輩

「すみません、そっから先に踏み入れないでもらえますか」

そういって俺の前1メートルまで来ていた先輩を足止めして

「やっぱり今回の演劇は中止」

と言い残して部室の外へ逃亡を図ろうとすると

丁度早足で歩き始めたときに右手をつかまれてしまった

「待てよ、琴葉。何をそんなに嫌がってるんだ?

そんなに俺の前でシンデレラをやるのが恥ずかしいか?」

そういって手を力任せに引っ張りながら長田先輩は俺を抱き寄せた

「わぁ~、だから嫌なんですよ」

そういって後ろから羽交い絞めしている長田先輩の呪縛から逃れようとしたとき

秋奈から思いも寄らない言葉が浴びせられた

「本当に琴葉は長田先輩に愛されてるね~

 本当なら王子様役は長田先輩にやってもらいたいんだけどな~」

俺の心とは裏腹になぜか学校公認のカップリングとなりかけている俺と長田先輩

「おまえ~、本気で言ってるのか?

後で覚えてろよ、秋奈」

心のそこから呪いをかけれたら言いのにと思いながら

何とか後ろから抱き着いて、あまつさえ耳に息を吹きかけている先輩を何とか剥がすことに成功した

「せんぱい~、いい加減にしてくださいよ

なんなんですか?一体、会うなり後ろから抱き着いてきたら

去年は去年で廊下で見かけるたびに追い掛け回して来て」

そういって不満をぶつけるもいつもの文句で片付けられているのを知ってはいるが

言わずにはいられなかった

「お前も、何度も同じようなことをいうな~

 俺がお前に執着するのはお前のことが好きだからだよ」

はぁ~と思いっきりため息をついているところ

長田先輩は克己と秋奈に親指を立ててグットと言っている

これがいつものやり取りなのだ

「ほんと~、久しぶりに聞きましたよ、先輩から琴葉への愛の告白」

秋奈がうれしそうに騒ぎ立てる

それに便乗して

「本当に琴葉は長田先輩に愛されてるな」

と克己にまで言われてしまった

先輩は先輩で

「そうだろ~、俺も会えない間が長かったから寂しかったんだよ」

と冗談ではないこと(心底冗談であってほしいが)を言っている

「で、先輩。今日は何しに来たんですか?」

俺が立ち直って聞くと

「だから、お前に会いに来たんだって」

と悪びれずに言ってくる





続く



はい、2回目にしてて詰まりになりそうな予感満天です


長田先輩を男にするか女にするか迷ったんですが

男にしてみました


まあ、手詰まりになったら女に変えますけどね


それまではバラ路線で行こう思います