会社と仕事と私 | ・・・ 新☆東京ライフ ・・・

会社と仕事と私

私は今まで3回転職しています。


最初の会社は大阪にある旅行代理店で、営業の取ってくる海外の団体旅行のホテルや

車を手配する仕事をしていました。


創造性や裁量が求められない代わりに、早く正確に仕事を運ぶことが求められる職種に

行き詰まりを感じ、2年目には本気で転職を考えました。


ちょうどその頃、その会社ではリストラが始まり、同期をはじめその会社を好きで好きで

たまらない課長や部長クラスの人が、全然関係ない業務をしている会社に飛ばされていきました。


最後の挨拶で「いつかまた、この会社に戻ってきます」と泣きながら挨拶していた姿は、

今でも忘れられません。

それを見ながら「会社にとって従業員なんて使い捨てなんだな。会社と対等な関係になりたい」

とぺーぺーながらに強く感じたことを覚えています。


その頃から転職はしたいけれど、したい仕事がわからない。と、2年以上やりたいことを

見つけるのに悩みました。


ネットもまだそこまで一般的に普及してなかったあの頃、ただひたすら毎日経済誌や新聞やら、

様々なジャンルの本を読みあさりました。

新聞を取るお金もなかったので、ほとんど立ち読み&上司のおじさんから前日の新聞を

もらい受けてました。懐かしい・・・。


そんな中、「マーケティング」という仕事を知り、意気揚々と転職活動をはじめたのもつかの間、

全くの異業種&未経験&学歴無しというトリプルハンデで転職活動は難航。


またマーケティングは本社機能なので、大阪にはほとんどないよ。東京にいかないと。という

転職アドバイザーのアドバイスに沿って、大阪で仕事をしながら東京の会社を受け続けました。


結局、マーケティング職にはもちろん付けず、その頃まだ何も確立されていなかった

「ネットマーケティング」ならやとってくれる企業があるかも。と、その職種で10名ほどの

ベンチャー企業に採用され、東京に出てきました。


その後、マーケティング職(プロダクトマーケティング)がやりたくて、メーカーに転職するために、

夜間学校に通ったり、会社も2社ほど転々とし、ようやく今の会社に到着。


それまでに広報や広告プロモーション、ネット上のイベント企画やECサイトの運営を学び、

うちの会社ではそれを強みに潜り込みました。

それもこれも「マーケティングがやりたい」一心で。


今の会社では、ECサイトに携わりながら大規模な分析システムの導入や顧客分析、

プロモーション管理などいろんなことを勉強させてもらい、入社して3年が過ぎたころ、

そろそろ別の会社に移りたいな・・・。なんて思っていました。
(商品があまり好きじゃなかったし、閉塞的でコミュニケーションも難しかったし、企業文化になじめなかったから・・・(笑)


でもあるできごとがきっかけで、私は全く仕事ができなくなり、1ヶ月休職したあと

1年ほど仕事ができませんでした。


ただ机に座って、ぼーっとPCを眺める毎日。
以前の半分もパフォーマンスが出せませんでした。


それなのに、私を守ってくれた上司、いやな顔一つしなかった同僚。


去年の夏頃、ようやく普通に仕事ができるようになった私は、もうこの会社を辞めようとは

思わなくなりました。


ここまで私を守ってくれたこの会社、上司、同僚に恩返しをやろう。と。
これ以上この会社でやりたいことはないけど、恩返しのために頑張ろう。って。


恐らくその頃から、私にとって仕事とは、会社に対する「恩返し」のツールになって

しまったような気がします。


ここでの仕事はもう何一つ魅力がないけど、ただこの会社が危ない時に辞めるような

ことだけはしたくない。そう思って、言われたことをとにかく受けてこなす毎日。


今までの私だと、まず「自分の夢」があって、やりたくないことでもこれをやることで

自分の夢にまた一歩繋がる。という解釈をしながら、頑張っていたような気がします。


でも今の考え方だと、モチベーションが続ききらないことに気が付きました。


たとえそれが、将来的に転職に繋がることになったとしても、夢を持ちながら仕事を

することの強さ、そのモチベーションの高さから生まれるパフォーマンスの良さに

改めて気付いたというか。


いると決めたらならモチベーションを高く持つ工夫をするのか、こんな気持ちでいるなら

本当に辞めて他に行くのか。


今の会社でプロダクトマーケティングの部署へのお誘いもありますが、うちの会社は

技術ありきのモノの作り方をする会社で、どう考えても自分が思うようなやり方の仕事が

できるとは思えない。


でも正直、他の会社に行けたとしても「○○がしたい!」っていう夢もなくなってしまった気もするし。


少し仕事と距離をおいて、ゆっくりいろんなことを考えたいな・・・。
なんてふと思いました。