2008年一番の映画 | ・・・ 新☆東京ライフ ・・・

2008年一番の映画

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2008年公開でいうと、容疑者Xの献身 → 
DVDで見たのは、バベル → 

かな。


・・・ 新☆東京ライフ ・・・-容疑者Xの献身

容疑者Xの献身は、2回見に行きました。

この作品を見てどうしようもなく心に刺さったのが、作品の中で詳しく描かれることのなかった、
石神の底知れぬ絶望と悲しみ。

彼はどうしてそこまで辛く、悲しく、孤独な思いを抱いてしまったのか。
作品の完成度はもとより、私はそこに後ろ髪を引かれるようで。

家に帰った後も、彼のそこまで悲しみを感じざるを得なかった心を思い、
何度も涙が出て止まりませんでした。

悲しみを感じる基準は人それぞれですが、時に人は、心が壊れてしまうほどの
悲しみを感じることがある。
私には、それほどまでに強い、壊れかけてしまうほどの孤独と悲しみを
背負ってしまった石神が、どうしてもただの「登場人物」とは思えなくて。

見れば見るほど、思い出せば思い出すほど、人としての絶望と悲しさが襲ってくる作品でした。

ただの映画という枠を超えて私の心を揺さぶり続けた人物と設定であったので、
今年一番の作品に決定!


・・・ 新☆東京ライフ ・・・-バベル

バベルの方は、詳しいレビューはこちら→ に書いていますが、
直接「お話」として描かれることのなかった、登場人物それぞれの行動や考えから
空気として伝わってくる内容が、とても考えさせられるものでした。

テーマは「コミュニケーションの難しさ」(だと私は思う)

誰しもが、相手に自分自身を理解して欲しいと強く思う。

でもそう思うことが、返ってコミュニケーションの妨げとなり、コミュニケーションが
上手くいかなければいかなくなるほど、わかり合わなければいけない人同士、
どうしても自分自身を「理解してほしい」という気持ちが強くなってしまう。

その気持ちがぶつかりあうと、ますます上手くいかない。
箍が外れる瞬間が来ない限り。

その「箍」を上手く描き、そして相手に自分をわかって欲しいと思う人が相手を
わかりたいと思うように変わる様を、登場人物の環境と心境の変化を使って
上手く描き出している作品だと思いました。

実は私も、プライベート/仕事でコミュニケーションが上手くいっている人、難しい人というのがいて。
もちろん、普通に生活していくだけだと、どちらのタイプの人とも上手くやっていけるんです。

でも、ひとたび何か問題が起こると、難しい人とはなかなか意志の疎通が
できなくなってしまうんですね。

上手く行っている人と、なぜ上手くいくのかを考えてみたんだけど、今思うと
「根底にあるのはお互いに対する強い信頼」 とその上で 「この人は、必ず私を理解したいと
思って、そうしてくれる。だからまず、私はこの人が何を言っているのがを理解したい」 
という順番で物事を考えている。というか。

上手くいかない人には「この人には伝えないと伝わらない。伝えなきゃ」としか思っていないのかも。

なら、コミュニケーションが上手くいかないけど、好きな人。ずっと一緒にいたい人と、
どうすれば「私をわかって欲しい」から「まずは相手をわかりたい」に自分を変えることができるのか。

まずは自分で自分を愛してあげて、な~んて、頭ではコトバでは理解しているつもりでも、
なかなか上手くいかないもので。私自身の課題なんだろうと思います。

なんてことを気付かせてくれた、バベルを今年一番の(DVDで見た)作品ということに決定。


あ、単純に「おもしろい。これ大好きっ!!」ってレベルの作品であれば、

映画→カンフーパンダ
DVD →ナイトミュージアムキサラギ (レビュー書いてません)

です☆
特にキサラギ。私の中で、本気笑って、本気泣ける映画としてイチオシです(笑)