崖の上のポニョ
監督: 宮崎駿
出演: 山口智子、所ジョージ、天海祐希
製作年度: 2008年
ポニョを海から拾った5歳の少年宗介と、宗介に恋をして人間になりたくなった、
さかなの子供ポニョの物語。
いや~。これは難しかった~。めっちゃくちゃ難しかった。
個人的には、シーン、シーンを切り取って、純粋にそれだけを感じる心がないと
「楽しかった」「よかった」という結論に達せないのではないか。とまで思いました(笑)
上手く言えないけど、頭で見ると難解なことこの上ないというか。
私はどちらかというと、感じるより考える方なので、余計にそう思ったのかも。
わぁーキレイ。
わぁーすごい。
わぁーこわい。
この作品はそんなシーンの集まりで、ストーリーとしては、何で???と思うことがとても沢山ありました。
ストーリーだけの矛盾ではなく、気持ち的に何でそんなことを描くの?言うの?という、
感情の矛盾がそこかしこにあったというか。
これを「子供が楽しめる作品」と言うのであれば、やはり子供とは「感じる生き物」なんだろうな。
あと、ジブリの「人が何言おうと気にしない!我々は作りたいものを作るんだ!!」という
強い意気込みみたいなものも感じました。
今のこの社会を考えると、TVなら自粛するよね。というようなシーンが沢山あり、
それをあえて描くところに「宮崎監督が作るなら素晴らしい作品であるべき」という
プレッシャーや「○○であるべき」という無言の社会通念?をはねのける強い強い意志を感じたのです。
一言でいうと「究極の感じる映画」なのかも知れません。
我こそは感性が豊かである!という皆さま、ぜひ見てみて感想を教えてください☆
そうそう。この作品については、私がこよなく尊敬する上司もブログでレビューを書いていました。
そこには、宗介が人の顔をしたさかなを「金魚」と呼んだ時点で、あぁ、そういう作品なんだ。
と受け入れて、その後の矛盾は一切気にならなかった。とありました。
その上で自分の書いたものを読み返してみると、結局は、私はこの作品が
感情的な部分で受け入れられなかったんだろうな。と思いました。
人を、モノを受け入れることって難しいけど、この世の中、自分とは異なる人、モノの集まり。
いつか、自分を失うことなく、自分に固執せず、沢山のものを広く受け入れられる
強い心の人間になりたい。
そういう風にも思いました。
