春の海が見たいなあ。潮風に当たりたいよなあ。というわけで、香取海匝地域にやってまいりました。

こちらは、匝瑳市春海に鎮座する椿ノ海水神社(つばきのうみ みずじんじゃ)です。

 

江戸時代の初期までは、九十九里の北部には「椿海(つばきのうみ)」という湖があり、その広さは東西三里、南北一里半(約51平方キロ)という巨大なものでした。

江戸の人口急増に伴う食料供給のため、その椿海を干拓して新田開発するという大プロジェクトが始まったさい、湖畔に水神様を奉斎し、大願成就の祈願をしました。寛文11(1671)年に事業完成した後、あらためて社殿が造営されました。

 

おっと、手水舎にはいまは花が浮かべられていますよ。心にくい気遣いですね。

 

こちらの狛犬の台座には、明治2(1869)年1月11日と昭和9(1934)年12月28日の日付が刻まれていました。

 

当神社と鎌数伊勢大神宮・椿神社をあわせて「椿海三社」といいます。

 

御祭神は、水波能賣命(みずはのめのみこと)。干潟八万石開拓の祖神として350年、崇敬を集めています。

 

季節の飾りつけもかわいらしいかぎりです。

 

御朱印を墨書していただきました。やっぱりいいですね。

 

季節の御朱印もありますよ。お書置きでいただきました。

 

車で15分もいくと、海だったんだよ。いえーい!