新潟市西区の青山は、その昔は砂丘地帯にあり、神社には360余基の鳥居が連なっていたそうです。

昭和39(1964)年の新潟地震後に砂丘が整地され、現在のようになりました。

 

源頼朝が富士の裾野で大規模な巻狩りをしたときに、追われた老狐3匹が甲州から信濃へ逃れ、越後にたどり着きました。

青山の五平狐、岡山の長四郎、河渡のお三、という顔ぶれで、「新潟の三狐」といいます。うち青山の五平狐がこちらにゆかりがあるとされています。

 

青山の五平狐については、江戸後期の文人・橘崑崙の著作『北越奇談』にエピソードが掲載されているそうです。

お稲荷さんの赤い鳥居って、フォトジェニックですよね。願いがかなった人たちが奉納し、120基を超えています。

 

寛文元(1661)年創建とも建久4(1193)年ともいわれ、御祭神は宇迦能御魂命。

 

神使の狐さん。くわえているのは、神徳の象徴である宝珠かな。

 

こちらは、知恵の象徴である巻物をくわえています。

 

階段を上ると、社殿です。

 

朱塗に金文字の扁額が、お稲荷さんらしい色使いですね。

 

御朱印をいただきましたよ。宝珠紋に朱の鳥居、神狐。