祈 悪疫退散 新型コロナ終息

 

八海山といえば、わたくしなぞはお酒を思い出して頬が緩みますが、そもそもは霊山、信仰の山、修験の聖地の山名であります。

八海神社という神社はいくつかあるようですが、こちらは「はっかいさんそんじんじゃ」といいます。

社殿が冬囲いモードですが、12月から4月の雪解け時季までは集落の社務所のほうで神事を執り行っているそうです。

 

昭和56年(1981年)に建てられた大鳥居は、岐阜県恵那産の白御影石で、8.5mの高さです。

 

秋田・山形の県境にある鳥海山で産出した重さ20トンの「玄武の奇岩」。平成6年(1994年)、八海山中興開山200年を祝い奉納されて、境内に重量感を与えています。

 

 

手水舎です。これにかぎらず、雪国の建物は、柱が太く立派ですね。

 

御神水とされる金剛霊泉(八海山二合目半の清水)を分水したもので、昭和60年に新潟県名水に指定されています。

 

寛政6年(1794年)、木曽御嶽山の大滝口を開いた普寛上人が、地元大崎村の泰賢(たいけん)行者をつれて八海山の登拝道を開きました。泰賢行者はその後、大崎村の御嶽講を率いて享和3年(1803年)に大崎口登山道を切り開き、八海山信仰を広めました。

 

冬季の神事はこちらの社務所で行われます。かつては登拝者の宿坊でありましたそうな。

 

御朱印をいただきましたよ。達筆でうれしいです。ありがとうございました。