雨の朝から一転してお天気になった秋の空気をからだに浴びながら、駒込駅から本郷通りを北へ。2~3分歩いてみて、左側の路地の入口にこの目印を見つけたらさいわいです。

 

豊島区内最古といわれる妙義神社におまいりにきたんだよう。奥のほうの鳥居は明治百年記念で、翌年の昭和44年(1969年)に建てられたものでしたよ。そういえば今年は明治150年なんだよねえ。なにかやっているかんじがしないねえ・・・。

 

日本武尊が東征のおりに拠点としたということで、白雉2年(651年)5月12日に白鳥社を創祀したのがはじまりです。

江戸時代に昌平坂学問所で編纂された『新編武蔵風土記稿』に記述がありますのです。

 

昭和20年4月の空襲で社殿、社務所、古文書、宝物などは焼失してしまいましたが、寛政19年の手水鉢はひきつがれているそうです。こちらがそうなのかどうか、確認していませんが。

 

日本武尊を主祭神として相殿に、高御産霊神、神宮皇后、応神天皇をお祀りしています。

 

室町時代、応仁の乱のあたりの文明年間に、太田道灌は足利氏、豊島氏、千葉氏と戦いますが、そのたびにこの神社に戦勝祈願に訪れて、勝利したといいます。末社の道灌霊社はこちら。

 

したがいまして、勝負事にはめっぽうご利益があるとされているそうです。

人生、負けるより勝つほうがいいと思う日本人のなんと多いことでしょう。

 

この日は宮司さんは不在でしたが、拝殿の前に書置き御朱印がありました。初穂料は賽銭箱に入れました。