まだ春だと思えば夏日ばかりでもうすぐかき氷でしょうかね。
JR埼京線・北赤羽の駅からほど近い諏訪神社におまいりにきました。
正面の鳥居は大正15年(1926年)の建立です。
室町時代の応永3年(1396年)9月に、別当寺の真頂院の秀善和尚が信州の諏訪大社から勧請して創建したと伝えられています。
手水舎で手を洗い口を漱ぎます。
鎮座地は明治22年(1889年)まで袋村といい、当社は同村の鎮守です。
合併して誕生した岩淵町は、昭和7年(1932年)に東京市に編入されました。
狛犬は大正2年(1913年)5月に建立されています。
コンパクトですがまとまりのよさを感じる境内です。
御祭神は、建御名方命です。
江戸時代に編まれた「新篇武蔵風土記稿」には、末社である丸山権現がかつての袋村鎮守だったものが、後にこの諏訪神社に改められたと記されています。
拝殿側面には、神話を題材にしたレリーフがあります。
こちらは因幡の白兎ですねえ。
かつて社前に「袂杉(たもとすぎ)」と呼ばれた御神木がありました。
真頂院の和尚が信州諏訪から両方の袂に杉苗を入れて持ってきて植えたと伝えられています。
いまは切株が本殿の裏に移されて残っています。
境内には「内務省」「昭和五年」などと刻まれた水準点がありました。
お天気もよく、境内にそそぐ陽光や流れる風が心地よいおまいりでした。
御朱印をいただきました。