自らと向き合い、内省するのに、神社は適した場所だと思います。
全国有数の古社、香取神宮におまいりにきました。
むかしは利根川の水運を利用してお参りするのがメジャーだったので、津宮鳥居というのが川岸にあります。
いまは陸路でお参りにきていますので、県道沿いの一の鳥居です。
巨大なモノリスのような社号標です。
赤鳥居と社号標です。延喜式内・名神大社にして旧官幣大社、全国に16社しかない勅祭社の一社であり、下総國一之宮であります。
延喜式の時代に神宮を称していたのは、伊勢と香取と鹿島の3社のみですしね。香取郡はまるまる一郡、神領だったのです。
神武天皇18年の創建です。
赤鳥居をくぐり、少し行くと左手に登り口があります。香取護国神社です。
昭和21年に、佐原市と旧香取郡内各町出身の英霊を奉祀するため創建されました。
当初は向榮神社と称していましたが、昭和37年に香取護国神社と改称しました。
奥に進むと「要石」がありました。地中の大ナマズを抑えています。
近くには末社の押手神社があります。
参道に戻り、楼門の手前の手水舎で手を洗い口を漱ぎます。
巨大かつ荘厳な楼門です。
脇には北総地域のお酒がどどーんと奉納されています。
楼門には木彫狛犬が。昭和9年に在郷軍人会から奉納されました。
境内の神代杉を材にして彫られたそうです。
御祭神は、経津主大神。出雲の大国主と国譲りの交渉をタケミカヅチとともに担当した、武神・軍神です。
神々しい拝殿ですね。
少し離れた奥宮に向かいます。
奥宮の手前に、室町時代の剣聖・飯篠長威斎の碑がありました。
現代の剣道場でも、香取大明神と鹿島大明神の掛け軸を並べて掲げているところは多いでしょうね。
奥宮にまいりました。神さびたたたずまいです。
御祭神の荒魂をお祀りしています。
御朱印をいただきました。