新緑の下総で敬神崇祖の心を養うべく、東へ向かいました。
香取市多田にある、多田朝日森稲荷神社です。
赤い鳥居が並ぶのは、伏見を彷彿とさせる稲荷的風景ですね。
手水舎です。神紋は抱き稲荷紋に田の字です。
江戸時代に伏見稲荷から勧請し、西稲荷神社として祀り、その後朝日森に遷りました。
御祭神は、宇迦之御魂大神、大宮能売大神、佐田彦大神、田中大神、四大神です。
伏見稲荷と同じですね。
大きなお狐様が目立ちます。
日本一大きな眷属ということです。
千葉県内で、このぐらいの規模の稲荷神社は珍しいのではないかと思います。
近世の郷村にとって鎮守を勧請するのはおそらく一大事業であったことでしょう。
近くに香取神宮という巨大な聖地があることを考えあわせ、
村の肝煎を伏見まで派遣した人々の気持ちってすごい。
森を抜ける風が社殿にそよぎます。いい季節になりました。
狐さんがたくさん奉納されていました。
御朱印をいただきましたよ。