なまはげの習俗とゆかりの深いのが、門前の本山からこちらの真山にかけての「お山」と呼ばれる修験の聖地です。
真山神社にお参りしました。こちらは手水舎です。
神門は、別当寺・光飯寺の仁王門として江戸中期に造られました。
狛犬は、神殿に座す室町時代の木造狛犬を模したものです。
特異な姿をしています。
参道を登ると社殿が見えてきます。旧県社です。
授与所の前に、丸木舟があります。
漁業の盛んな男鹿のシンボルの一つです。
主祭神は、瓊瓊杵尊と武甕槌命。
景行天皇の御代に、竹内宿禰が二柱をお祀りしたのが始源とされています。
現在の社殿は昭和34年(1954年)に建てられた権現造り崩し様式。
社殿左手奥には薬師堂があります。
神仏習合時代から残る、別当寺の薬師如来座像が祀られています。
さらに奥に続く石段を登ると、老杉の並木の先に五社殿があります。
もともとは五つの社だったものが、江戸後期に焼失し一社に合祀されました。
殿内には、日本海を航行する船乗りに信仰された「赤神山」の扁額があります。
明治40年の注意書きが残っています。
旧別当寺の方へ行くと、歓喜天堂があります。
ガネーシャですね。
樹齢1000年を超える御神木の榧(かや)の木。
慈覚大師のお手植えと伝えられています。
「真山神社」とともに「佛法僧寶」の神仏習合な御朱印です。