神無月は神々のいない月ではありません。それは中世以降の俗説です。
水無月(6月)に雨が多いのと同じで「かみなつき」の「な」は、現代語の「の」と同じ意味でしょう。
つまり6月は水の月、10月は神の月です。神社いかなきゃ!
多摩川駅から徒歩約4分。多摩川浅間神社におまいりです。


いきなりマニ車のようなものに大祓詞が刻まれています。けっこう重いすね。


創建は鎌倉時代の文治年間(1185~1190)。頼朝の出陣に妻・北条政子が心配してここまで追ってきて富士吉田の浅間さまに武運長久を祈ったのだそうです。


富士講の指導者だった食行身禄(じきぎょうみろく)の碑。
勝海舟の筆によるものです。達筆だなあ。


手水舎です。


都内唯一の本格浅間造りの社殿がすてき。


台座を確認していないんですが「奉納」と左から書かれているってことは…


この狛犬たちは戦後生まれなのかな?


主祭神が木花咲耶姫命だから、社紋は桜。しかし明治政府の一村一社政策によって、当時の下沼部村にあった赤城神社と熊野神社を浅間神社に合祀したため、赤城神社の左三つ巴と熊野神社の八咫烏も社紋としています。


有名な人が奉納しています。


こちらは境内社。


映画「シン・ゴジラ」では、ゴジラ迎撃作戦の指揮所になっていましたが、それぐらい見晴らしがいいんですわ。


神の月にふさわしい、銀杏舞い散る美しい御朱印をいただきました。
来たかいがありました。