猛暑の庚申日、畏友サモジロー氏と庚申日奉拝隊結成。
都電荒川線の庚申塚駅から徒歩1分の巣鴨猿田彦大神庚申堂に参拝しました。


文亀2年(1502年)に高さ8尺(約2.4m)の庚申塔を建立したのが始まりです。
明暦の大火の復興需要で材木が集積してきたおり、立てかけられた材が庚申塔に倒れ、五つに割れてしまいました。村で協議した結果、小ぶりの塔を再建。砕けたものはその下に埋めてしまいました。


江戸期に関東では庚申講が盛んになりました。もともと道教からきたもので、人間の体内に潜む虫が、庚申日の夜になると、寝ている間に天帝に言いつけに行くため、それを防ぐのに一晩中みんなで起きていたのです。神道では猿田彦とつながり、仏教では青面金剛とつながります。


お猿さんには赤い着物が着せられています。
いまは、氏子の人たちが奉賛会をつくり、だいじに維持しています。


旧中山道の立場(休憩所)として「江戸名所図会」にも掲載された名所でした。
お猿の台座に三猿(見ざる言わざる聞かざる)もいますね。


御祭神の猿田彦命は、千葉県銚子市の猿田神社から勧請されています。


庚申日にしかいただけないという御朱印をついにいただきました。よいおまいりでした。