訪問いただき、ありがとうございます

大きな病院を受診後、何日か2人の様子を見
て落ち着いている日に話を切り出してみた。

この前、○○病院っていう大きな病院行ったやんか、そこで2人共、認知症って言われてん。
そんでな...そんでな、もう2人では生活出来へんねん。だから、どこか助けてもらいなが
ら住めるところで住んでほしいねん。
 
まだ2人で住めると言うお父さん。
今まで通り、デイサービスへ行って、訪問介護をしてもらいながらやっていける...と。

うん。そうか。ってならんことはわかって
いました。
その日1日で何回も言わん方がいい気がして
また違う日に改めて根気強く伝えようと思っ
ていました。
2人が納得してもすぐにどこか入れるとは限らないから、ケアマネさんと相談しながら、どこがいいか...見学させてもらったりを並行してしていました。
ホントは、ケアマネさんがいるところにも特養があるから、そこにも申し込みました。でもそこはすごく人気で、待ちがすごく長いこと。だから、違う特養と、お父さんは支援ハウスにも予約を入れて、早く順番がまわってきたところに申し込むことになりました。
 
そして、何日も2人に話をして、その度に怒られながら。それでも話をして。
ある日、ホントにもうアカンねやなとお父さんが、泣きました。わたしが見たお父さんの初めての涙でした。