株の分析、比較、ランキングして行くブログで毎日投稿しています。
今回はアメリカンエキスプレスです。


評価9(10段階中)


基本情報
ドル100円換算 2019年12月のデータを基に作っています

米国株。執筆時点株価122ドル。執筆時点時価総額9兆5000億。営業収益4兆。税引き前利益8400億。純利益6700億。総資産20兆。自己資本2兆3000億。配当1.64ドル。1株当たり利益8ドル。現金同
等物2兆3800億。


1.競争優位性

まず初めに言っておくと、AXPは金融株前提で解説します。

なぜかと言うと20兆もの資産があり(ビザ7兆、マスターカード3兆)その中の17兆が長期・短期の負債で、さらに東洋経済が出版している米国四季報には金融企業として載っています。

まあいっぱい借りていっぱい貸すビジネスやってんだから金融企業でしょということです。


2.成長

成長スピードはまあ普通といった感じです。

ですが、AMEXブランドはディズニーのように年会費を上げても解約率や入会する人は減りませんでした。

ということはAXPはコカ・コーラ、ハーシーチョコ、ディズニーのようなブランド力で値段を上げられる企業なので、AXPの成長の持続性はあるといえます。


3.割安度

割安度とは将来の価値に対して安いかどうかだと定義すると、AXPはそこまで割安ではありません。

AXPはここ15年で収益が2倍になりましたが、その収益の成長スピードは維持されると思います。

なのでそれを前提に考えると

AXPの5年後割引現在価値は150ドルです。


※ 割引現在価値とは将来なるであろう価値を割り出し、今の株価と比べて割安かどうか判断する指標


4.安全性

これについて言うことは特にないですが
もし倒産しそうになったとしてもリーマンブラザーズが倒産したとき大きな経済ダメージがあったので、リーマンブラザーズを超える7200万人もの顧客を抱えているAXPはさすがに国が守ってくれると思います。



5.株主還元

配当はそこまでですが、自社株買いは連続増資記録米国1位

なのでこの株は株主還元の姿勢が強く株主還元目当てでも十分にいい株です。


まとめ アメリカンエキスプレスは万人向けして、特に優良銘柄投資家に向いています。



※投資は自己責任でお願いします。