ではまずはローズキングダムとペルーサの2頭の分析を。といっても昨年の天皇賞秋を復習するだけですが。

2011天皇賞秋
ローズキングダム 13.0-11.3-11.2-11.2-11.4-11.6-11.6-11.8-12.1-12.3 (46.7-46.4-24.4)
ペルーサ 13.3-11.8-11.4-11.7-11.4-11.4-11.4-11.3-11.2-11.4 (48.2-45.5-22.6)
シルポート 12.5-11.0-10.7-10.8-11.5-11.8-12.0-12.1-13.0-13.8 (45.0-47.4-26.8)

なんとなく分かるでしょうか。ローズキングダムには安田記念のペースが微妙に速いでしょうね。それに引き換えペルーサは残り1600mからほぼ11.5秒のイーブンで走ってます。これは安田記念で好走できるラップで、なおかつ2F目と3F目を除けば1600mを1:33.2で走破してることになります。当時は相当時計の出る馬場でしたが、今回好走できる布石には十分になり得るかと思います。また、シルポートも最後の2Fを除けば1:32.4で走破。このペースを走ったことが、中山記念やマイラーズCのように、単なるスローで走っていた以前とは違ったものを演出したんでしょうね。


続いては香港馬2頭です。端的にどちらが安田記念に向くかと言われれば、グロリアスデイズの方だと思うんですが、今回のペースを考えるとラッキーナインにも十分チャンスがありそうです。

2012チャンピオンズマイル
グロリアスデイズ 25.61-24.39-23.48-21.83=1:35.31
ラッキーナイン 25.09-24.39-23.56-22.36=1:35.40

2012クイーンズジュビリーC
グロリアスデイズ 13.72-21.55-22.55-23.52=1:21.34
ラッキーナイン 13.36-21.35-22.91-23.68=1:21.30

2011香港クラシックマイル
ラッキーナイン 24.74-23.31-23.42-22.78=1:34.25

香港は2Fごとにラップを機械で弾き出してます。また、計測地点の違いで最初の2F(1F)から約1.2~1.4秒引くと日本のタイムとほぼ同等になるらしいです。もう分かると思いますが、今年の安田記念を走る上でこの2頭は十分スピードが足りてますね。先述の通り、イーブンラップ型のグロリアスデイズの方が良さそうですが、速くならない分のはラッキーナインを上手に取りたいです。

なお、これらのラップはmahmoudさんのブログから引用しているので、詳しくはそちらをご覧ください。かなり興味深い内容がたくさん載っています。
こちら→http://ameblo.jp/mahmoud1933/

では、予想まで。
実力のある馬が揃ったけど、不調や休み明けで不安要素の多い馬が多数。加えて香港馬2頭に、中長距離路線から2頭。まさに混迷、群雄割拠のマイルグランプリといったところ。ほとんどの馬に優勝のチャンスがあると思うので、各馬の勝つ条件と合わせて分析します。

ダノンヨーヨー…
昨年書いたとおり、使える脚が短いし追走にも苦労するだろうし、安田記念の舞台は合わない。

ガルボ…
冬専用馬かと思ってたらダービー卿CTでハンデを背負っての勝利。ショウワモダンと似た空気っぷりを感じる。追い切りはまぁまぁだけど、1週前にびっしり好時計を出しているのでOK。懸念としては出脚が良いのに近走はそこから下げてる点。内枠の利を活かして前につけてほしいけど、どうでしょう。抑えまで。

グランプリボス…
阪神Cで復調気配を見せたものの以後ダートを挟んで凡走続き。バクシンオー産駒だし、やはり距離が長くなってきた。フェブラリーSのときに書いたように、ここでは買えない。追い切りは良かったけど、それまで軽くしかやってなく、ようやく調子をあげてきた印象。夏のスプリントシリーズに出るなら買いたい。

ストロングリターン…
昨年の安田記念でのパフォーマンスは高いものだったけど、骨折明け2走目ですんなり勝てるほど調子は整ってない。追い切りもこの馬にしては弱いし、何より鞍上が控えの一手しか出来ないので今回は見送る。というか年齢的にさすがに成長は見込めないかも。秋まで無事に整えて欲しい。

スマイルジャック…
2年連続で3着しているように、舞台はピッタリなんだけど…。追い切りは1週前に比べて急に弱くなっちゃったし。鞍上も追い込み一手だろうし、今回買えない。もうチャンスはないのかも。

サダムパテック…
京王杯はやや恵まれた勝利だったけど、この馬は比較的流れたワンペースで良い走りをするので、安田記念は合いそう。鞍上も絶好調だし。追い切りに勢いが感じられなかったので抑えまで。好調キープといったところ。

コスモセンサー…
ガルボと共に越冬した馬。の割りに人気ない。東京新聞杯は差されたけど、SペースからHペースで好走してるのは好材料。キングカメハメハだし、年齢的にも去年より好走の見込み大。追い切りがちょっと弱いので、それを踏まえて抑えまで。番手で競馬ができるのは魅力。

フィフスペトル…
スピードの豊富な馬だけど、スタミナに不安があるのが懸念。力は十分にあると思うので、ペースがさほど速くならなければ勝機。中間も順調だし、追い切りも良いものをこなしてる。通用すると思う。

アパパネ…
追い切りはとても良いのだけれど、この馬は普通にこの時計出せるのでまぁ好調キープといったところ。ただ昨年同様にこれだけの時計を出しても絞りきれていないので、年齢的なズブさが出てきたのかも。上昇は見込めない。

エイシンアポロン…
前走とさほど変わらない追い切り。並に比べたら良い時計だけど、この馬は好調だと坂路50秒台は軽く出るので、まだ整わないのかな、といった印象。秋馬なのかも。今回は買えません。

ドナウブルー…
通用しない。

シルポート…
昨年も書いたけど、安田記念の舞台は合わない。けど、昨年のようにつつかれることもなさそうだし、あまり速くならないと走れる。臨戦過程も昨年より断然良いので、今年は好走できそう。4角までに上手く息が入れば。2番手コスモセンサーも同厩なのは大きな強み。同じ印をつける。

リアルインパクト…
昨年の覇者が前哨戦でシンガリ負けとは…。まだまだ整わないのかなぁ。前に競りかけるようなら面白そうだけど、岩田騎手だしおそらく自分の競馬に徹するのかと。それなら買わない。

ローズキングダム…
迷走中。天皇賞秋を復習してみると分かる。

マルセリーナ…
1400の方が合うと思うし、1600はギリギリかと。牡馬混合だとやはり一枚落ちだけど、追い切りは良かった。好調持続、最後の買い時かもしれない。

ペルーサ…
ネタ馬みたいになってるけど、舞台は合うと思う。詳しくは後述。

香港馬2頭
ラッキーナイン…
先行して粘るのが好走パターン。超高速馬場なら怪しかったけど、開催後半のここなら十分通用。テンも速いので、おそらくコスモセンサーと同じような位置どり。昨年のスプリンターズSでの悪い思い出があるので、もしかしたら早めにシルポートにプレッシャーかけにいくかもしれない。そうなるとレースは一層白熱して面白くなる。

グロリアスデイズ…
速いペースについていけるスピードがあるし、なによりワンペースで差しきる適性は十分ある。スローになったり、後方に下げすぎたりしなければ勝ち負け。


とまぁ各馬分析をしたところで、いったん休憩。次は香港馬2頭と中長距離路線の2頭を少し見てみたいと思います。
安田記念、難しすぎです。日本馬の調子、香港馬の適性を上手く見極めないと…。明日の昼前に予想upします。



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1着 △ディープブリランテ
2着 無フェノーメノ
3着 △トーセンホマレボシ
4着 ◎ワールドエース
5着 ▲ゴールドシップ
6着 ○コスモオオゾラ

JRA公式ラップタイム
12.8 - 10.8 - 12.0 - 11.7 - 11.8 - 11.7 - 12.2 - 12.4 - 12.3 - 11.7 - 12.0 - 12.4 = 2:23.8

正式なラップ及び各馬のラップはmahmoudさんの計測が頼りです。


ゼロスが逃げて、トーセンホマレボシが番手の競馬でスロー気味。ここまでは予想がついたんですが、ウィリアムズ騎手の仕掛けが想像以上に早かったですね。ディープブリランテにとってはかなり走りやすいペースだったと思います。まぁそれでもラストの粘りは立派で、調教からも見て分かる通り調子の良さがあってこそですね。ブリランテがこれなら勝てる!といった展開、ペースでした。

今回、「使える脚が短い」ということで2着フェノーメノを切ったわけですが、そんな彼のラップがこちら。
13.3-11.3-12.0-12.1-12.0-12.5-12.6-12.3-11.8-10.7-11.4-11.8[5.7-6.1]
ラストはかなり減速してますが、やはり使える脚があまり長くない点は今後も吟味していきたいです。展開もさることながら、上位入線馬に関しては馬場の恩恵が比較的にあったと思います。ワールドエースやゴールドシップの福永、内田両騎手が皐月賞のときより明らかに前につけていたのもそれがあってのことでしょうね。今回は完成度の違いで負けましたが、2頭ともこれから十分期待できると思います。また、○を打った意味を込めてコスモオオゾラには前につけてほしかったです。

そんなこんなで浅い回顧は終わります。中間、際立って大きな天気の崩れがなければ高速馬場はまだ続きそうなので、安田記念もそういった点には留意したいです。


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記事3つ分に渡って各馬の見解を書いてみましたが、今回は展開の予想と具体的な印を打とうと思います。

まず、東京2400mもとい東京優駿における能力の比較を主観的に行ってみます。A~Cの3段階で、Aは「目指せ1着!」、Bは「目指せ着内」、Cは「目指せ掲示板」を目処に分けています。

A
ゴールドシップ
ワールドエース

B
コスモオオゾラ
トーセンホマレボシ
グランデッツァ

C
ジャスタウェイ
ディープブリランテ
フェノーメノ

といった具合です。これは単純に能力(僕の主観ですが)なので、実際のレースでは様々なバイアスがあるので、それと絡めて予想したいと思います。

まず展開の予想ですが、ゼロスは素直にいくでしょうね。Sペースに落としても勝ち目はないので、M~Hペースで行くでしょう。1000M通過が1分切るくらいでしょう。大逃げまであるかもしれません。

が、おそらくどの馬もこれを追いかけはしないでしょう。問題は2番手ですが、距離に不安があるディープブリランテではなく、ウィリアムズ騎手のトーセンホマレボシが行くと思います。これが実質的な逃げ馬で、おそらくSペースに落とします。京都新聞杯のように4角で並びかけて、直線追い出すでしょう。従って、3角からペースが上がり始め、直線を向く頃には中段より後ろの馬は手綱がしごかれている状態でしょうね。ラップ的には残り1000m~600mで12.3-12.1-12.0くらいになるんじゃないでしょうか。
こうなると人気の追い込み2騎はそれより速く走らなければならないので長いスパートが要求されます。まぁどちらもこなせそうですが、この適性は昨日述べたとおりワールドエースに分があるので外を回そうと(外を回した方がより加速しやすいですし)問題ないと思います。ゴールドシップはおそらく内で溜めているので、ゴチャゴチャしてもたつく可能性が高いですね。
さて、先行馬ですが、ブリランテは渋とく粘りながらもやはり距離が堪えそうですね。最後1Fで止まりそうです。それならコスモオオゾラのジリジリとした伸びに期待します。フェノーメノは昨日書きましたが、使える脚が短そうなのでこの展開だと厳しいですね。残り2F目で先頭に立つ勢いで伸びながら、ぱたっと止まっちゃう姿が見えます!

したがって予想は、
◎Aワールドエース
○Bコスモオオゾラ
▲Aゴールドシップ
△Bトーセンホマレボシ
△Cディープブリランテ

あとは無欲で追い込んできたジャスタウェイに個人的に期待します。
コスモオオゾラとディープブリランテがどこまで粘るか注目ですね。


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