世界史 B 7ページ漂流民の役割
その他17世紀半ばの北京
で、清朝の中国政府の様子を実見した越前国(現在の福井県)出身の国田兵右衛門、1830年代イギリス船で世界一周し
宣教師による聖書の日本語訳に協力した尾張国(現在の愛知県)出身の音吉、19世紀半ば漂流中にアメリカ戦に救出されてアメリカで学問を学び帰国後幕府の対外交渉に尽力した土佐の国(現在の高知県)出身の中浜万次郎なども漂流という偶然によって世界の動きを見た人々である。彼らは元々世界情勢に関する知識はほとんどない庶民であったにも関わらず、五里霧中の異国生活の中で見聞を広め外国の人々と交流した。
このような漂流民について調べてみよう。彼らの努力は人間が本来持つ世界に開かれた知的関心とコミュニケーション能力について、私たちに多くのことを教えてくれる。