※注: [ ]は元々記事にあったもの/ ( )は訳しながら入れた補足
光になる男、パク•ユチョン
カサカサといい音がする真っ白なベッドシーツの上に身を投げながら、パク•ユチョンは足をポリポリ掻いた。”昨夜、蚊に10個も刺された。” 理性を失わせるようなマカオの暑さを避け、朝6時からホテルの部屋に集まったスタッフの顔が緩み始めた。これから着替える衣装がまだいくつも残っているが、彼はしきりに午前中にはこの大がかりな作業が終わると豪語し、その予感はそう外れることはなかった。スタッフに自ら近づいてくるパク•ユチョンと彼を信頼するスタッフがいた。どんな公式チャンネルからもマカオでの撮影日程を報じてなかったにも関わらず、空港にはファンが待っていた。韓国に向かう日も同じだった。バスの扉が開いた時、マカオ国際空港にはハッピーバスディーの歌が鳴り響いた。彼の誕生日の二日前だった。数日後行われた単独ファンミーティングには6000人が集まったというニュースが流れた。デビュー以来、一瞬たりとも大衆が彼を求めなかった瞬間はなかった。
<成均館スキャンダル>から<スリーデイズ>まで堅固になっていくFilmographyに製作関係者たちも彼に注目する。封切りを控えているスクリーンデビュー作<海霧>は忠武路(韓国映画産業の中心地)が彼をどんな目線で見ているかを証明している。様々な人物を映し出せる顔、真実味のある声、演技に臨む誠実な姿勢、努力をストレスに置き換えない性格、身に染み込んだ柔軟な感覚まで。彼が持つ俳優としての素質は多彩で…何より演技はパク•ユチョンにとって最もときめくことだ。
ところが、今自分が通過している時期を一言で話してほしいと聞いた時に彼から帰ってきた答えは’綱渡り’だった。恋に落ちた人がその理由を説明できないのと同じように、演技と音楽に対する気持ちを表現できる術がないという不完全な言葉をちらっと覗かせた後だった。話の合間を絶え間なくユーモアで埋めた後でもある。
ところが、今自分が通過している時期を一言で話してほしいと聞いた時に彼から帰ってきた答えは’綱渡り’だった。恋に落ちた人がその理由を説明できないのと同じように、演技と音楽に対する気持ちを表現できる術がないという不完全な言葉をちらっと覗かせた後だった。話の合間を絶え間なくユーモアで埋めた後でもある。
しかし、綱渡りは不安な響きばかりではない。極度に集中して足を踏み出す慎重な歩き方でもある。スターとしての長い経歴、運命のように始まった俳優への道。馴染みのある、しかし見慣れない場所で自分(の内面)を覗き込みながら答えを探していた。若く見せようと誰もが頑張る時代にありのまま自然なのが一番いいと、ひたすら主張するこの男は、長期戦に強いプレイヤーの法則を語っていた。飛行機の出発を3時間前に控えた、マカオでの最後の日だった。
久しぶりに明るいコンセプトでカメラの前に立った。その間、作品の中でも無彩色のイメージが強かった。キャラクターも雰囲気も。
久しぶりに明るいコンセプトでカメラの前に立った。その間、作品の中でも無彩色のイメージが強かった。キャラクターも雰囲気も。
オレンジ色のブルゾン以外はすべてよかった。あれは暑すぎた、ホントに。
髪の毛を明るくするのを嫌がっていたと聞いた
嫌がってたというより、俳優のイメージの為というより、(過去の)歌手活動の頃やっていたあの感じが出ないかも知れないという気がした。比較の対象を作ってしまうこと自体が不安な感じだったというか。実は何でもありのままが一番いい。画面上に洗練されてないように映っても、それはまたそれなりの味がある。完璧に整えた眉毛、輝く肌は見るにはいいけど、完璧を追求しすぎるとそれ自体がストレスになる。
俳優は役柄から抜け出ることに時間がかかる。<スリーデイズ>のハン•テギョンからはもう抜けられた?
大きな困難なく抜けられたと思う。<屋世子>はそれが大変だった。ハン•テギョンは最初はすごく堅苦しくて無味乾燥な姿が多かったけれど、ストーリが流れるにつれそれが崩れて来た。なので自然と水が流れていくように外へ送り出して、元の場所に戻れた。それでもまだスーツを見るとテギョンが…(笑)スタイリストがシャツを持ってくると、’バッジは?’って(聞いちゃう)。
眼差しの演技がさらによくなったという評価が多い
<スリーデイズ>に入る5ヶ月前に映画<海霧>を撮った。その時、眼差しの演技に力を入れて集中した。初めての映画だったから(ドラマとは)違うテンポに慣れず、演技のタイミングを合わせるのが難しい部分もあったけれど、先輩の方々が目だけは緊張感を持っていけとアドバイスしてくれた。それがドラマまで続いてくれたと思う。目が不思議なのは、声が震えていても目がそうじゃないとまったく震えてるようには見えない。目は感情の始まりだ。セリフが終わったあとでも読むものを目に残しておこうと考えたけど、それをずっと考えてしまうと返って上手くいかなかった。だから、あえて忘れようとしたと覚えてる。
初めてのアクション演技は難しくなかった?
アクションに感情を与えることが新しい体験だった。体力消耗が激しいので、シーンを細かく区切って撮るしかないんだけど、そうなると感情を繋げるのが難しくて。アングルやビジュアル的な効果でカバーしてもらったところも多い。大変だったけれど、何故アクション映画をやるのかが少しは分かった。
アクション演技にはテンポの感覚が大事だ
歌手活動をしたからかリズム感がいいという話をしばしば聞く。<海霧>を撮った時もキム•ユンソク先輩が殴る時、(誰かの)代わりに身を差し出して打たれるシーンがあったけど、いつも同じタイミングで入って来るねという話を聞いた。
メーキング映像を見ると、’カット!’と言われると、すぐお茶目なパク•ユチョンに戻っていた
’すべてのシーンを楽しく撮ろう’というのは自分なりのノーハウだ。スタンバイしながらこのシーンではこんな感情を保ったまま入ろうと考えるその瞬間、すでに緊張してしまっていた。長時間スタンバっていると、(保っていた)感情が壊れてしまうこともある。またシーンを何度も繰り返し撮ると、(その感情に)慣れすぎて真に迫るものが出なくなってしまうこともある。だから、あえて一番それらしくない行動をしていて、不意にぽろっと(その感情が)出てくるように心かけて挑む時もある。台本を読んで一度感情に完全没入したらその後はすっかり忘れ、撮影に入るとその感覚をいきなり引き出して来るというか。こうする時もあれば違う時もあるし、まあ、シーンごとに自分なりのやり方で臨んでいる。
俳優ソン•ヒョンジュは後輩たちに温かいアドバイスを惜しまないことでも有名だ。力になるアドバイスはあった?
撮影最終日にも全スタッフに本をくれた。ソン•ヒョンジュ先輩は特定の個人じゃなく全体をひっくるめて面倒を見る方だ。演技活動を長くされていたからでもあるだろうけど、元の性格がそうなのかも。’先輩をあのようにしたソレは何か’という好奇心があった。でも聞かなかった。知りたい気持ちをそのままにしておきたかった。これから演技をしていきながら、必ずいつかソレについて考える時が来るかも知れないと思ったから。
終演の感想として、多くを学んだと重ねて言った
多くを学んだ。学びたいという気持ちで学ぶものと、落ち着いた気持ちで臨んだ時に学べるものは違うと思う。例えば、台本を熟知して先輩の方々の演技を見ながら一緒に呼吸を合わせていく中で学ぶのは演技の体験を通して学べるものだ。一方、自然に楽しみながら楽な気持ちで臨んだとき学ぶものは必ず演技だけではないかも知れない。人間関係、他人と合わせていく呼吸のような部分がすべて演技に繋がっていくように感じた。
<海霧>の8月封切りが確定した
本当にどんな風に出来上がってくるか想像もつかない。話し方、歩き方、肩の位置までドンシクとして生きていたけど、終わってからは何をやっていたかまったく実感がない。今はパク•ユチョンだけど、パク•ユチョンとして没入しながら生きたりはしないから。パク•ユチョンとして生きていながら、たまに昨日何を食べたか忘れてしまう…みたいに、あまり(ドンシクとして何をしたか)記憶がない。ADR録音(=アフレコ)の時、画面を見ていてもあまり見覚えがないような不思議な感覚だった。どんな計算もなく、あまりにもありのままやっていたのでそれが得になるか害になるかすら分からなくて不安だ。
それだけ没入したんだ
初めての映画だから頑張らなきゃと心配もしたけど、いざ撮影に入ってからはそんなことは一度も考えてない。ただ自然とその映画の人物になっていたみたい。船に長くいたらそれが楽になって、ここが撮影現場という緊張感が完全に崩れてしまった感じ。撮影の合間、ロープがある船尾で寝ていたら、ふっとここで一ヶ月ほど住めって言われても本当に出来そうな気分だった。
<海霧>で演じた密航船の船乗り役は肉体的にも感情的にもとても大変な役柄だ。以前、自らを酷使する役柄に引かれるという話をしたが
本当に不思議なのが、撮影した頃は文句だらけだった。’俺、なんでこれやろうとしたんだ。これは辛すぎる。狂っちゃいそう。ロコ(ロマンティンク•コメディ)がやりたい、セリフは多くても心理的にはずっと楽だったはず…’って。肉体と精神の負担が同時にやってくるから疲れてしまって。でも終わると、その快感は何物にも代えられない。辛いのに、死にそうなくらい辛いのにレベルが違う余韻が残る。撮影監督が”それが映画をやる意味だよ”と話してくれたけど、本当にそんな魅力、喜び、快楽があるみたい。
これからもずっとそうだと思う?
いや。でもまあ、出来ればずっとそれを感じたい気もする。新しい役にはいつも挑戦したい。メロなのにアクションが入るとか、ロコなのにSF要素があるみたいに…色んなものがあるだろうけど、苦痛に悩まされる役柄に心が引かれることは確かにある。
普段よく観る作品も重いもの?
ジャンルは問わない。ただ<About Time>を最後にメロはあまり観ない。そのジャンルの中で表現できるすべてを見せてくれた上にプラスαまでやって見せた映画…という感じだった。最近はアクション、スリラー、SFを主に観る。完全に(馴染みのない)新しい状況の中で生まれてくる平凡じゃない感情、例えばエーリアンを愛する感情みたいなものに興味がある。
<海賊>、<鳴梁(ミョンリャン)>、<群盜>が競争作になりそうだが、一番気になる映画は?
すべて。全部(笑)俺が観客の立場からポスターだけを見ても、本当に全部観たい。
<海霧>を撮りながら、釣り道具を持っていったと聞いた
撮影の合間、機会があった。一度、チェ•ミンシク先輩、サンホ先輩とみんなで釣りをやったけど、すごい魚の群れに出くわして30匹以上釣ったこともある。あ、コジェ島(慶尚南道にある島)は、本当によかったー。
釣りは好き?
子供の頃、父さんによく連れてってもらった唯一のものが釣りだった。父さんとの間にある一番大きな思い出でもある。だからいつも行こうとしてる。焼酎を一本おいて始める釣り。面倒くさくてつまらない時もあるけれど、ただボーっと座っていると、それほどの瞑想タイムもない。考え事がしたいとき本を読む人がいれば、瞑想がしたいとき俺にはそれが釣りだ。
釣った魚でメウンタン(魚の辛いスープ)も作って食べる?
作ってくれる人がいない。ひとりで食べると美味しくない。あ、そういえば映画撮影の時、魚の捌き方を教えてもらった。最初はセゴシが出来るくらいだったけど…監督がこれじゃダメだ、刺身もできなければと言って。コクチバスをどれほどさばいたか。皮をむいて骨を抜いて、何日も手からにおいが消えなかった。
<スリーデイズ>、<海霧>共に演技派俳優の先輩たちと共演したが、飲み会もたくさんあった?
恐ろしい。みなさんの飲みっぷりが凄すぎて。
先輩たちと飲み会に行くといいところは?
わりとくだらない話を多くするような(笑)でも本当にいい。くだらない話がすべて他愛無い人生話で。最初は緊張して’タバコ、外で吸って来ます’と言ったけど、’ここで吸えっ!’と怒られた。一緒に吸うのが礼儀だとおっしゃってくれた。今まで、俺には出来ないことが多すぎた。50歳になってもタバコは隠れて吸うしかないと思っていた。後日、本当に一緒に吸えた。頻繁に連絡を入れたりはしないけれど、お目にかかる度にすごくいい。
※念の為…韓国では年上の人の前ではタバコを吸ってはいけません。吸わないのが本来の礼儀ですが、お許しが出た時は吸う場合もあります
※念の為…韓国では年上の人の前ではタバコを吸ってはいけません。吸わないのが本来の礼儀ですが、お許しが出た時は吸う場合もあります
目上の人と相性がいいみたい
年上の方と過ごす時間がもっと楽しい。20代初めの若い人達とはちょっと息苦しい(笑)
生まれながらの役者という評価についてどう思う?
生まれつきかも。ウハハハハ。いや、そんなんじゃなくて、ある評論家の方が’安定した声のトーンにくっきりした顔つき、パク•ユチョンは生まれながらのプラス要因を持っている’と書かれた記事を見た。しかし、そんなものがあると意識しながら演技したことはない。演技が面白くて楽しいから大きな悪評なくやって来れたかも。上手くやったからじゃなく、ある程度の成長も見られるから…生まれながら持ってるものも無くはないかも知れないけど。でもそこに中身を増やしていかないと終わりだ。
俳優や歌手を職業としてアプローチする人もいるが、あなたはまるで何かと恋に落ちた思春期少年のように見える
職業として考えてはないかな。作品に入る度にいつも楽しい。今回のJYJアルバム作業もどんなに楽しいだろうかとときめく。SMを出て会社を立上げた時、”本当に自分の仕事をやっているようだ”と当時よく話したけれど、今は仕事って感覚もない。もちろん認識はしてるけど、仕事だから受けるストレスはだいぶなくなった。
歌手時代と比べて、外見に対する評価が変わったことはない?
元々そういう所はあまり気にしない。でもちょっと管理する必要があるとは思う。
急にそう思った理由は?
いつからかプリプリ感がなくなって、タレてきたように思えてきた。
[マネージャー:運動をされたほうが…]
してる!してるんだけど、今は肩の怪我のせいで激しい運動ができない。レオナルド•ディカプリオは<タイタニック>の時と比べると体重が15~20kgは増えたように見えるけど、それでも格好いい。キム•ユンソク、チェ•ミンシク先輩もとても格好いいじゃない?男が格好いいと認める全ての魅力を持っている。管理は必要だと思うけど、なるようになるさ。演技が上手くても年の功というオプションが付いてこないと本当の味が出ないから。
普段好きな旅行のスタイルは?
<海霧>に入る前まではもっぱら酒だった。前だったらここに来てから一日も欠かさず酒を飲んでいたと思う。でも最近は多くて週に1、2回程度だ。最近はただじっとしていること、とくに何かをしようとしないのが好き。やりたいことを決めずに出る旅が、本当にやりたいことが出来る旅だと思う。最近は’あー退屈だ。あー何かやりたい’と思うその感覚が楽しい。
どんなお酒が一番好き?
好き嫌いはとくにない。洋酒の味もある程度は知ってるけど、カクテキと飲む焼酎に勝るものはない。この間、焼酎があまりにも飲みたくて家で海苔とチョンガク•キムチをつまみに飲んだけど、本当に美味かった。いい酒、おいしい酒は多いけど、結局慣れたお酒は焼酎以外ない。
※チョンガク・キムチ:主材料はアルタリというミニ大根。四角く切ればカクテキと見た目が同じで味もそう変わらないキムチ
ある芸能番組によると一般男性より肩の幅が10cm以上広いって。いつ自分の肩が並外れていることを知った?
ホントに?10cmも?ウンエ(赤ちゃんの泣き声)した時。世の中に俺の声を初めて聞かせた時(笑)実はデビューしてから知った。ファンがそう言うから。昔は服もあまり持ってなくて、いつも着てるものばかり着てたから肩幅が広いのか狭いのかも、よく似合ってるかどうかなどは考えたこともなかった。デビューしてから知った、俺の肩がただならぬ代物だってことを。でも立派な肩だと自慢してばかりじゃダメかも、ハハハ。コンプレックスがひとつあるけど、顎の骨が人よりガッシリと出てない。そのせいで体重が少し増えるだけで(肉に埋もれて)すぐ顎から首のラインがなくなる。顎(のライン)は酒と直接つながってるけど、最近あまり飲んでないから少しは肉が落ちた。でもいつまた無くなるかは分からない。
いつも音楽を聴いている。最近は踊ることが少なくなって寂しくない?
あうっ踊りには自信がない。ジュンスの半分の半分でも追い付こうという気持ちで頑張ってやってたけど、今はその時間に他をやろうと結論付けた。踊りは好きだけど、振り付けとはちょっと違うかなーと。
普段、無性に踊りたくなる時はどうする?
[首を前後に振る動作をしながら] 運転しながら(やる)。この間、マイケル•ジャクソンのアルバムが出た時、曲がとても気に入って車の中でずっとベイベ~やりながら踊ってた。
いつも目をキョロキョロさせながら、冗談のネタを探しているように見える。それは本能?
子供の頃、あまり自信が持てず内気な子だった。家は裕福なほうではなかった。いつも何かが足りなくて、前に出せるものがひとつもなかった。その反面、すごく注目を浴びたがる性格だったから、冗談を言って人を笑わせたりした。 そして、気づけばそれが性格になっていた。言葉が多すぎると害になるから、ストレスになる時もあればいい時もある。ちょっとほろ苦いね。
現場でもそれがそのまま出てる
本当に身も蓋もないギャグ。なりふり構わず投げてみる。そんな話をすると、とりあえず笑ってしまうじゃない。笑うところから距離が縮むから仕事しやすくなる。ギクシャクな雰囲気には耐えられない。それを早く崩せば演技にも集中できるから現場ではあえてもっとそうしてる部分もある。
JYJのアルバムはどうのように準備してる?
曲はもう決まっている。実は(皆さんに)見せたい物があった。でもチームとして考えたら、個人的な色が強くてメンバーには話してない。今回のアルバムは張り切ることなく気楽に準備していこうとしてる。久しぶりにアルバムを出すというトキメキひとつで充分。最後じゃないはずだから欲張らずにいい曲を聴かせてあげよう、それが僕らの話であれば尚更いい、という感じ。この間ジェジュン兄と電話で話したけれど、むしろもっと気楽にいこうと言ってくれた。
作詞、作曲した曲もアルバムに入る?
まだ分からない。機材を全部処分してしまったから。(それでも)作業を辞めることはないと思う。曲を作ることを考えるだけで楽しい。
[マネージャー:書いたのにお蔵入りになった曲が多い]
楽しいから書くけど、発表はしないかな。俺が好きでやっただけだから。
演技や音楽をやることにおいて欲張ることがあれば?
[長い静寂] ない。ただ自分なりの信念を持って進んでいけば…いい作品に出会えることがあれば、その作品が上手くいくこともそうでないこともあるだろう。音楽をやり続けアルバムを出していけば、売れる時もあれば’ああーそんな歌もあったね’と流されてしまう曲もあるだろう。俺が楽しくやっていけば、一緒に仕事する人も、見てくれる人も楽しくなるんじゃないかな。それが、売れたりお金儲けをすることより価値のあることだと思う。その為にはまず自分が楽しめて気楽でなければ。最近は欲なんてものは持ってない。もっと楽しくやる為には欲は捨てるべきだね。
デビューして10年以上になるが、あの頃も同じように考えていた?
似たようなことは思っていたけど、これほどではなかった。ただ大きな逆境なく無難に楽しく生きていきたい。
今のパク•ユチョンはどんな時期を過ごしている?
綱渡り。俺が俺をもっと知り、理解し、コントロールする練習をする時期だと思う。もっと大人になって重みが持てるように…色んなことがあるだろうけど、これまで以上に俺が俺をもっと知っていこうと思っている。以前は知らない物に対して知らない素振りを見せなかった。今は’俺、これ知らない’と表現する。タドタドしく、知らないことばかりだ。裸になった気分。これが近頃の俺だ。♥END
Translated by 6002ism
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