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不定期で不安定な日記帳。

BUCK-TICK THE PARADE 35TH@23日横浜アリーナ

センター席真ん中くらいでした。

ステージの両端にスクリーン+ステージ背景スクリーン+網状に透けたスクリーン(これが上下する仕組み)で、SEに合わせてグラフィックな映像が。よく見ると今までのアルバムの写真が混ざってる?

いつものICONOCLASMでスタート。今回は背景のスクリーンと前面スクリーンに投影することで、映像が二重になって見える仕組みで、メンバーがその間に居るんだけど、ちょくちょくスクリーンがステージを覆ってしまうため、スクリーン越しに見る場面が多い。

 BABELでは、退廃的な城みたいな映像で、やっとスクリーンが上がって固定され、ステージを囲む全部が映像でリンク。そういう仕組みなのか、と知る。

唄。月下麗人は久々かも。

あっちゃんは、黒巻きスカート+スパンコール付きジャケット、脱ぐとノースリで首元がレザーのフリンジ、裾は細かいフリンジ。両手首にレースグローブ(中指にはめてる)
今井さんは、青とピンクの髪。ABRACADABRAツアーの時のピエロ風パンツポップカラーver+蛍光黄緑で首元がリボンぽく結ばれて紫の裏地が見える。 

ヒデは、ラメストライプのゆるパンツ+黒ノースリベスト。両腕!出てる!
ユータは花柄パンツに赤シャツ黒ジャケット。
アニイは、タータンチェックの上下、赤いオーガンジーを右肩からピンで留めて斜めにして、後ろに流して、貴族のサッシュ(たすき)みたいにしててカッコいい! 

「ようこそ。……いらっしゃい♥」舞夢マイムで、大正ロマンの街並みが広がり、ステージが立体的に見えて奥行きがすごい。台湾の九份に来たみたい。
路面電車が遠るなと思っていたら、急に場面が街角の奥へ動き出し(この時ステージが動いてる錯覚になる)、とある店の中へ入っちゃった。
あっちゃんは、帽子をかぶり、ここで早くもスカートからチラ見せ。ニーハイだ。今日もやる気だ。

狂気のデッドヒートはカラフルな中泳ぐアレでいっぱい。あっちゃんはあんまり泳がない。ヒデがシーッ。

今井さんの「太陽がいっぱい」ギターフレーズから始まった、禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-、踊ってる(そして墜ちてる)モノクロ映像が全面的にあってちょっと怖い。「すべてのアダルトチルドレンへ…」

相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり (2022MIX)、あっちゃんがベールをかぶりベルを鳴らす楽園はモスクの中にいるみたい。
業火のREVOLVER、ゲルニカの夜は夜の遊園地と空間いっぱいの星空が広がって、ステージが外にあるみたい。

さよならシェルター初聞き。曲がきれいだから歌詞が余計刺さる。感動して泣いちゃった。あっちゃんも気持ち込もってて、ちょっとうるっとしながら歌ってた。後ろ姿、さりげなく背中にピースサイン。

余韻に浸る間もなく、Go-Go B-T TRAINって急発車だな(笑)チューリップ映ってる。
あっちゃんはタンバリンを投げ捨てない。今井さんがね、もうクルって出来るの。少しだけターンとか、足を上げたりしてて今日はずっと動いてたね。

トーチとバーナーで炎が上がるMemento moriカッコいい!イントロで高速メンバー紹介。あっちゃんの、ハーイーア!ハッハッ!合いの手多め。美しいカチャーシー。New Worldで本編終了。

EN1で、演出のためステージにスクリーンが降りたままになってて、照明もつかないので、ヒデが出てきた時にみんな(あれ、もうヒデいるじゃんいつの間に!)って感じで、ぬるっと立ち上がる客席(笑)

Django!!!-眩惑のジャンゴ-で、あっちゃんはシルクハット、マラボー、スカート脱いでニーハイタイツ。もうガーターベルトすらしてない。
ステージもキャバレーのようだし、あっちゃんは短パン履いてるけど、ちょうどフリンジとマラボーで隠れてるから、映画CHICAGOの踊り子のよう。

惡の華。「今まで喋らないようにしてましたが……35年となりました。明日もやります。拾ってくれた当時ビクターの田中さんに感謝します。デビューアルバムの中から懐かしいのを一曲」とILLUSION。

EN2で、今井さんとユータさんが写真撮影してくれる、とそこに絡んでじゃれてるアニイかわいい。
恋、夢見る宇宙、宇宙へと包まれていく壮大なSolarisと、しっとりと感動的な大ラスになっていくんだけどね。
あっちゃんのスタイルが、上はグッズTにジャケットの前をきっちり閉めて、下はニーハイにブーツなんですよ。スクリーンにバーンと映ると、上半身はピシッと決まってて下半身はセクシーで、どういう状況?ってなるの(笑)ふふふ。すき。

「ツンとすましておこうかと思いましたが、せっかくなので……35周年どうもありがとうございました。
悲観している暇はございません。まだレコーディングは続いております。締切が迫ってます(メンバーを見渡す)10月からツアーも始まります。どっかの誰かがコロナに罹って延期になったライブもやります。
まだマスクで、キャーキャー叫んだり出来ませんが、またいつかコンサートを楽しんでくれたらと思います。またコンサートでお会いしましょう。それまでどうか元気でいてください。皆さんにも、祝福を。」

あっちゃんが時折ニコッと笑顔になる瞬間が見れてよかった。

最後にアリーナの設営からライブまで振り返る映像が流れて、過去のアー写がばーっと出てきて花火。白い線(線路?)が束になって花のような光に収束されていく。

今回は、スクリーンや照明が多いうえに、サイケな映像とレーザービームを多用しているので、映像にメンバーが埋もれてしまって見えづらかった。

5人それぞれを映してマルチアングルにしてるのは良かったです。