こんにちは、まんなかを生きる科学者、絶學無憂です。

私の友人で、このブログも熱心に読まれているんだけども、会話をしてみると、言葉を丸暗記しているものの、「手放し」とか言ってもその意味が全然わかっていないし、ご自身の人生にもどう役立つのかまったく分からない人がいます。この記事もきっと読まれるでしょうが、ひとりこういう人がいるということは他にも沢山いるのだろう、と考え、今回はなんでスピリチュアルの話が、いくら考えても分からないのかっていうことについて、いろんな理由はあると思いますが、その中からひとつ、観念と視点、というお話をしようと思います。

人間が生きている限り、いろいろなことを信じています。その中身をそれぞれ観念と呼んでよいと思うのですが、〇〇が正しいと信じている、という状態は、必ず、特定の視点においてのみ成立している、という側面があります。

正しい、悪い、という区別は、視点を定めないと決められませんよね。

日本人にとっての常識がイギリス人にとっては非常識で、アリエナーイ、になったりするのと同じです。

観念を手放す、というのは、言い換えれば、それまでその観念が正しいと信じてきた、その角度からものを見るのをやめて、より広い視野から見渡すということです。

視点を変えたときに、やっとそれまではいくら考えても出てこなかったような新しい考えが頭に浮かぶようになります。

この視点を変える、より高いところから広く見渡せるようにする、というのが、気づきであり、学びであるわけですが、こういう視点の変化がずうっとない状態がつづくと、それは同じ場所をぐるぐる回っていると言ってもよいでしょう。

これがなぜ貴重かというと、視点を変えるのには、化学でいうところの活性化エネルギーみたいなものが必要なのです。エネルギーが高い視点へ飛び移るためには、ジャンプのためのエネルギーが必要なんですよ。

たとえば「空き缶を捨てるやつは絶対許せない」という視点にいる限り、それ以外の視点というのはアクセスしにくい状態なわけです。いくら理詰めで考えても、この同じ視点、同じ角度から考えている限りは何回考えても同じ結論になってしまいます。左脳的思考では現状打破ができないのです。

そこでさまざまな感情解放技術とか手放しのテクニックとか、ヒーリングとか名前は色々ありますが、そういった技術の出番があるわけです。

たとえば、レイキや音叉を使うというのは、「空き缶を捨てるやつは絶対許せない」という視点にしがみついてしまっている自分を、ふっと持ち上げて、一個上の視点へと持っていくために、レイキや音のエネルギーの助けを借りているわけです。般若心経なんかも同じです。

これで観念の手放しができて、視点が変わったら、初めてそれまでと違う考えをもつための余白ができます。

セッションで解放が起こった後に、クライアントさん本人の言葉で語ってもらうと、それまで何十年も正しいと思い込んでいたものに対して、こだわりが無くなっていて、その代わりに、新しい発想が出てきます。

この瞬間がセッションをやっていて一番楽しいときですね。

本人がいくら考えても到達できなかった視点、思いもつかなかった考え、を自らの言葉で語りだすのですから。

般若心経では観自在菩薩（観音菩薩）が出てきて空（くう）を説きますが、この菩薩とは、その名の通り、ものの観方（みかた）が自在であるということの象徴なんですね。当然、こだわりがないので、悩むこともない、そういう象徴的存在です。

視点を変えれば、女湯の眺めもぜんぜん変わります。

正しい女湯ののぞき方ボケ「正しい女湯ののぞき方★190」のページ。

https://bokete.jp/boke/79180932

私、絶學無憂は、テキストチャットと遠隔レイキによる手軽な感情解放セッションを受け付けています。
Zoomを使った、本当に使えるレイキのオンライン個人講座も開いております。ココナラでのセッションでやっているのと同じ技術を伝授いたします。zetsugaku.muyu アットマーク gmail.com までご相談ください。
その他、込み入ったご相談がおありの方は、Zoomでのオンライン個人セッションも受け付けていますので、zetsugaku.muyu アットマーク gmail.com までご相談ください。

230. 観念、視点と観自在菩薩