こんにちは、絶學無憂です。

少し前に、バックハンドが絶不調のとき、終わってから打点のポーズでラケット面を軽く押してみたら、ラケットを持った手首がグニャリ→筋肉反射テストで同定したツボ刺激で即解消、という記事を書きました。

このときは、家に帰ってから気づいて直したのですが、その後で実際にテニスコートで練習する機会がありました。

両手打ちバックハンドは、（クローズドスタンスの）左手のフォアハンドが基本である、という考え方があります。（クローズドスタンスの）という部分を言う人はなぜかあまりいないのですが、左手のフォアハンドだ、っていうことに関しては、YouTubeの動画を見ていてもプロを含めほとんどの上手い人がそう証言しています。

ところが私は、左手のフォアハンドが全くと言っていいほど打てないのですね。こんだけ打てないのでは、これはもう（嫌いな）片手打ちに切り替えたほうが良いのか、って思っていたのですが、この長く続く問題もひょっとしたら、同じことが原因だったのかもしれません。

自分で球出しして左手のフォアハンドを打っていたのですが、ともかくネットばかり。ボールが飛ばない。そしてネットを越えたときでも、ボールが浮いてしまって前に飛ばない。ガーンって感じでした。

実際にコンタクトのときに、ボールに負けてラケット面が激しく持っていかれる、というのをはっきりと感じたので、もしやまた前と同じように、手首の筋肉のスイッチが切れているんでは？と思いました。

前回と同様に、左手で打点の形を作って、反対の手で面を軽く押すと、左手の手首がグニャリ。日数もそれほど経ってないから、きっとツボも一緒だろうと思い、即座に同じツボ（左の乳根でした）をグリグリと刺激。そしたら手首が保てるようになりました。

ボール拾いのためにコートチェンジで移動する途中でしたが、この間30秒くらいでしょうか、実際に打っている部分も含めて一部始終をビデオに収めたので、良い記録になりました。お見せできないのが残念。

で、これで打てるようになったら苦労しないわ、と思って、左手のフォアハンドを再開したら、ネットを越える、越える。ボールが前へ飛んで、ベースラインまで普通に届くようになりました。

その後で両手打ちバックハンドに切り替えると、これは最初のうちまたネットが続きましたが、そういえばバックハンドのときは、ラケット面の下端にボールが当たることが異常に多いんだった（撮影するといつもそうなってました）、というのを思い出して、ボールをよく見てまんなかへ当てるようにしたら、勢いのあるボールが打てるようになりました。私のレベルの草テニスではじゅうぶんに戦力になる程度の、安定したトップスピン・バックハンドです。

スポーツをやっていて、なんかわからんけど、異常に調子が悪い、という人は、重要な場面や特定のフォームにおいて筋肉のスイッチがぷっつりと切れている可能性を疑ってみるとよいかもしれません。

今回の症状は、心因性かどうかもわからないのですが、同じように、フォアハンドの打点で同じように手首に力が入らなくなって「どスランプ」を経験したこともあります。筋肉の異常に気づくのが遅れて、一ヶ月くらいまともにフォアハンドが打てなかったので、イップスとよんでも良いかもしれません。はじめ数ヶ月の素人でもイップスになり得るでしょう。

イップス (yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー（動き）や意識が出来なくなる症状のことである。

Wikipedia

経絡の対応筋がまさに良い例ですが、キネシオロジーの観点から言えば、人間が何を感じるか、考えるかに応じて、刻一刻と全身の筋肉の状態は変化してます。なので、何か感情的なことをきっかけに、プレイをしようとするときに限ってどこかの筋肉のスイッチが切れるような状態に陥る（つまりイップス）っていうのは、全然不思議でもなんでもありません。

肉体的、エネルギー的な不調であればツボを刺激するくらいで充分でしょうが、感情由来の場合は、感情解放をしないとほぼ間違いなく症状が戻ってきます。特定のフォームの特定の姿勢と感情的記憶が連動しているという場合もあります。タッチフォーヘルスの中にはこういう姿勢に関連した感情を解放する技術もあります。

もしや？と思う人はお近くのタッチフォーヘルス・キネシオロジストにご相談ください（無資格ですが遠隔であれば私もできますよ）。起こっていることが似たようなことであれば調整は難しくありません。気づくのがむしろ難しいですが。

この後、別の日に試合もしましたが、たまたま、かもしれませんけど、いつになくバックハンドが安定していて、良いプレイができました。目出度し、目出度し。

ふたたびお色気テニス写真です。

159. 「バックハンドがまったく打てない」→打てた