日本の読者の皆さん、明けましておめでとうございます。海外の読者の方は、私も含めて、2020年の大晦日を過ごされているところかもしれません。変わり種、スピリチュアルにやたら詳しい科学者の絶學無憂(ぜつがく・むゆう)です。

 

11月中旬以来、私自身の関心が専らアメリカ大統領選挙の行く末に向かっていますので、無理やりブログの方向性も変えてしまいましたが、副業セラピスト業の集客用ブログとしては間違った行為なんでしょうね。まあ、でもいいです。

 

思えば、4年前の今頃なんかは、ちょうど田仲真治さんのブレインアップデートのYouTubeチャンネルを見つけた頃で、連日彼の動画を見まくっては、セルフ・セッションしてましたね。その約一年後くらいにはオンラインコーチングに参加しました。

 

 

 

ざっと、今のアメリカの状況をまとめますと、さすがにクリスマス休暇に入ったので、やや動きが沈静化しており、今は1月6日の上院と下院の合同議会における、選挙人の票の開票作業の際の動きが注目されています。

 

この日に、あるいはこの合同議会の結果、大統領選出者が決定されるわけですが、主要メディアの伝える通り、バイデンが順当に選出されたとすれば、数々の宣誓供述や、投票データの統計学的解析、監視カメラ動画(ジョージア州)、さらにはドミニオン投票機の監査結果(ミシガン州アントリム郡)などから、選挙不正を確信しているトランプ支持者が、「はい、そうですか」と引き下がるとは到底思えません。

 

また、その場合に、トランプ大統領は、敗北宣言をするでしょうか?彼は選挙不正を確信しているので、それはなさそうに思います。

 

訴訟や抗議デモが続くのは確実でしょう。

 

本来は、FBIや裁判所が選挙不正を調べて白黒をつけるのが筋ですが、裁判所は選挙結果に影響するような審理は行わない、と決めているようですので、いずれの訴訟も門前払いを食わせているか、大統領候補が決まってから審理するという方針のようです。そのため、トランプ陣営は司法の判決を材料として選挙結果をひっくり返すということはできなさそうです。

 

 

あるいは、主要メディアの予想に反して、ペンス副大統領の権限や、上下院合同議会での票決で、トランプ大統領の再選が決まったとしましょう。

 

その場合は、トランプ陣営の主張する選挙不正を一切信じていない、民主党支持者が容認しないでしょう。この部分については、理解を得るために、選挙不正の有無について法廷闘争がどうしても必要になりそうです。

 

また、アンティーファやBLMという過激派が暴動を起こす可能性も高いと見られています。

 

 

どちらをとってもアメリカにとって、再び国がまとまる、というのは非常に難しい状況ではないかと思われます。毎回、国を分断するような大騒ぎになるのは大統領選挙の常とも言えますが、今回は、憲法違反、大規模選挙不正という要素が入っているために、単なる選挙の勝ち負け、では片付かないのです。

 

 

トランプ大統領には、戒厳令を敷く、あるいは反乱法を用いて、軍隊を動かすという奥の手がありますが、これを迂闊にやってしまえば独裁者としての批判を受けるのは目に見えており、非常に難しい選択肢ではないかと思います。

 

もちろんただ選挙に敗けたらからと言って軍隊を動かすわけには行きません。ここでバイデンに大統領の椅子を譲ったら合衆国憲法がないがしろにされる、国が崩れる、というような認識でこその選択肢ですが、どこまで国民の支持が得られるかですね。

 

 

国際政治評論家の藤井厳喜氏の勧めに従って、ジョージ・オーウェルの1984という小説を読み始めたのですが、これを読んでいると、今まさにアメリカで起こっている(そして日本のメディアにもそのまま反映されている)、偏向報道と検閲というのが皮肉られており、そっくりそのままであることに驚かされますね。

 

主要メディアのニュースや新聞を見ている人も1984を知っている人は多いと思うのですが、彼らは逆にトランプ大統領は頭がおかしいと信じているわけで、実に皮肉ですね。

 

 

 

特に日本のYouTubeでアメリカの選挙不正を扱っているチャンネルを見ますと、私が非常に印象的なのは、なんといってもコメント欄です。

 

エガちゃんねるの牧歌的なコメント欄とは大違いで、大多数のコメントはこんな感じです。

 

このような不正は絶対に許すべきではありません!

 

トランプの勝利間違いなし!

 

最後は正義が勝つ!

 

私は、

 

動画のこの部分の内容がもとの英文資料と逆の内容になってますよ

 

とか

 

この情報の資料をご存知の方がおられたら知らせてください

 

というようなコメントをすることが多いのですが、正直申し上げて、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」というようなコメントはしたくないですし、そのようなコメントをする大多数の方と共同戦線を張ろう、というような気にもならないのです。

 

ひょっとするとまさに、このようなコメントをする人たちが「ネトウヨ」なのかもしれません。というと怒られるかもしれませんが。

 

前提として、(その後日本の将来にも多大な影響があるのは確かですが)今現在は、「対岸の火事」であるアメリカの選挙に対して、日本人が怒っている、ということに違和感を覚えること。これがアメリカ人であれば当事者ですからまだしもです。

 

もう一つ、より本質的には、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」というのは、はまさしく闘争のエネルギーであって、自分が正義、外側に悪がいる、という図式です。

 

 

これは日常、私が感情ストレスの解放において、観念の手放しが必須ですよ、とお伝えしていますが、その観念そのもの、です。

 

トランプ大統領本人や、パウエル弁護士のような当事者は実際、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」という信念で動いているかもしれません。

 

セラピーの場面では、例外なく手放したほうがよいとされる観念ですが、果たして政治の場面ではどうなのか?ダブルスタンダードを作って、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」という観念を信じることを自分に許してよいのでしょうか?

 

 

私がこの政治問題に興味を持ったのは、まさにこのテーマが浮上してきているからではないかと思っています。

 

セラピーの場面では、観念がいかに二元性の極性を作り出してエゴに栄養を与え、ストレスを生み出すのか、というのを私は実体験をもって理解することができました。

 

この同じ原則を、より難しい、現実的な場面に持ってきたときに応用できるか、ということが試されているのでは、という気がしております。その例題としてこの政治問題があると。

 

 

動画で示すことができれば簡単なのですが(3Dアニメ作成ソフトBlenderでモデルを動かす、というのも考えましたが、難しすぎました。誰か教えて下さい。お願い)、キネシオロジーの筋肉反射テストを用いて、こういう実験ができます。

 

  1. 右腕をまっすぐ前に突き出して(手の平が下)その位置を維持します
  2. 突き出した右腕の手首のあたりを、左手の二本指で下に軽く押します
  3. 正常な状態であれば、多くの人はこの程度の負荷にはじゅうぶん耐えられるでしょう
  4. 左右を入れ替えて同じことを確かめます
  5. このような不正は絶対に許すべきではありません!」と唱えます
  6. 上記の1から4までを繰り返してみてください
 
私が自分で実験すると、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」と唱えた後、左腕が圧に耐えられなくなります。逆に、右腕はどんなに力を加えて上から押してもびくともしません。
 
この左右は人によって違うようですが、これまで生徒さんや友人で試した限りでは、100%再現できています。
 
(ステップ2で右腕、ステップ4で左腕が、圧に耐えられなくて下がってしまうという場合は、普段の状態で、三角筋前部の筋肉のスイッチがOFFになってしまっています。ブレーカーが落ちている状態で、異常状態と見ます。筋紡錘のテクニックなどでこのスイッチを入れてください。このブログで検索してみてください。たくさん記事があります。)
 
たとえば、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」の後で、右腕が強くなったとしましょう。どんなに力を加えてもびくともしません。違いますか?
 
  1. 今度は、その強い右腕を、手首のあたりで下から上に軽く押してみてください。何の抵抗もなく動いてしまいませんか?
  2. 次に、左腕を下から上に押してみてください。弱くなったと思った左腕がめちゃくちゃ強くなっていませんか?

 

何が起こっているかというと、おそらくは、こういうことです。

 
我々の持っているエネルギー総量は変わりないけども、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」と唱えることによって、その分布に著しい偏りが生じる
 
それまでは、均一にエネルギーが行き渡っていたので、両腕とも力が入る状態でしたが、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」という観念を入れることによって、一瞬にしてこのバランスが崩れ、偏りが生じる。人によって左右が違うかもしれませんが、私の例でいうと、上からの圧力に対して、右腕は強く、左腕は弱くなる。逆に、下からの圧力に対して、右腕は弱くなる、左腕は強くなる。
 
言い換えれば、戦闘モードに入ることによって、ある側面に対しては異常に強くなるが、また別の側面に対しては異常に弱い状態になっています。強いと言えば強いのですが、一面的なのでハリボテのような強さです。
 
これが、二元性の軸を自分の中に作ってしまった状態です。
 
このエネルギー状態にあると、自分の内側でエネルギーが分離している(偏っている)ので、ザワザワして心が乱れます。それもそのはず、敵の存在を知ってしまったのですから。
 
 
感情解放のセッションでやっていることは、このような状態を作り出しているような観念、上の例で言えば、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」という考えですね、これを見つけ出して、それを手放すことをお手伝いしています。
 
 
 
以前にも、道端に空き缶を捨てる人に対してどう反応するか、という例を出したことがあったと思います。
 
私の中学時代の親友は、一緒に歩いていた友達が空き缶を捨てた瞬間に顔面パンチを食らわせたというので、一躍有名になりましたが、「道端に空き缶を捨てることを絶対に許していかん!」などと信じていると、こういう離れ業が可能になります。
 
ポイ捨てをしている人を見たら、いちいち腹を立てるという代わりに、ただシンプルにサッとそれをゴミ箱に捨てる、という選択肢もあるのです。
 
現行犯で現場を見た場合にも、「道端に空き缶を捨てては絶対にいかん!」と怒るのも一つの選択肢ではありますが、この場合、自分も怒ることによってそれ相応のダメージを受けます。めちゃくちゃ普通のテンションで、「あらら、空き缶ポイ捨てはよくないですねー」と言いつつさっさと自分でゴミ箱に捨てて爽やかに去る、ということもあり得ます。
 
 
 
空き缶ポイ捨てと、大統領選挙を同列に語るな、と怒る人が出てくるかもしれませんが、個人の心の動きとしては同じことが起こっているのだと思います。
 
選挙不正はいけませんよ。いけませんというのは、憲法違反ですから。
 
でも、その憲法は人間が作ったものですから、「絶対」とは言えないものです。憲法というルールの中でいけません、というわけです。
 
 
 
主要メディアのニュースだけでなく、自分で調べ始めると、いろいろ新事実が出てきて、おそらく一旦は、「このような不正は絶対に許すべきではありません!」というような境地に陥ると思います。
 
それはそれでよいのですが、そこにずっといるのはオススメしません。「絶対」というキーワードが曲者で、これはそれが観念である、ということを表しています。言い換えれば、「絶対ではない」ということですね。
 
このような観念を抱いていると、自分の中のエネルギーが分離しますから、あ、正義感みたいな観念が強く出てきたなと思ったら、すかさず8の字テクニックや、般若心経や、EFTや、レイキや、なんでもいいんですが、そこへの執着を離すことをオススメします。
 
このプロセスを繰り返すことによって、新事実を知った上で、なお自分のバランスを回復することができるでしょう。
 
なぜ、エネルギーの分離状態を維持したらよくないかというと、そのようなエネルギー状態は個人のみならず集団レベルにも作用し、強烈な分離エネルギーが社会に働くからです。今回は深入りしませんが、対人関係の中でエネルギーを分離させると、その偏り方が自分ひとりのときとはまた変わってきます。
 
今のアメリカの例で言えば、この分離エネルギーを維持したまま突っ走っていけば行き着く先は、南北戦争のような内戦かもしれません。そう、個人の内側の分離エネルギーが、集団レベルでの戦争の元になっている、と考えられるのです。
 
 
もうひとつ、私が日常的に体験する二元性というのは、テニスというスポーツの中です。勝ち負けということに付随して、自分の内側のエネルギーが乱れるのがはっきり分かります。
 
これも、政治の話と同様で、セラピーの場面ではよく分かっている原理を、究極の二元性の場である、勝負の現場でどう活かせるのか、というテーマになっているのだと思っています。
 
普通のセルフセッションを応用すれば簡単にバランスが取れるかと思いきや、試合の後では普通に有効ですが、試合中の心の制御にはなにか違うアプローチが必要なようで、目下のところ、全くのド素人として勝ち負けの二元性をフル体験しています。
 
 
このテーマで私が前々からずっと注目しているヒントのひとつは、合気道です。
 
それも現在の主流の合気道ではなく、傍流の合気道に、争いのエネルギーを和に転じるヒントがありそうです。元々私は、合気道から派生した西野流呼吸法(西野皓三先生)を3年間習っていましたが、これは呼吸法=健康法という側面が強かったです。
 
ずっと後に見つけた、冠光寺流愛魂柔術(物理学者・保江邦夫先生、一度見学・体験させて頂きました)、魂合気(大野朝行先生)、三体合気(宮沢法義先生)といった流派に共通したものを感じています。ロシアの格闘技システマ(三ヶ月だけ習いました)にも、上級者においては同じような要素がありますね。
 
 
 
自分の中でもまとまってないので、ダラダラととりとめのない記事になりましたが、なんとなく言いたいことは伝わりましたでしょうか?
 
今のアメリカの分断というのは、セラピーを通じて学んだことを応用するための絶好の機会ではないかということですね。
 
そしてもちろん、大きな理解として、バシャールの言う「針の穴を通す」期間2023年頃まで延長されたため、この大統領選の行く末をどう受け止めて、どう反応していくのか、ということが、「針の穴」の向こう側へ抜けられるかどうか、どんな地球へ向かう列車に乗り込むかということへ大きく影響するのだろう、とも見ています。
 
さらには、ガイアの法則の予言では、これからアングロサクソン主導の文明は衰退していき、東経135度文明に主導権が移る過程で激変が起こる、と言われていますから、コロナウイルスも、この大統領選もその変化の一端ではないかというように概観しています。
 
それでは、新年をすでに迎えている皆さんは、今年もよろしくお願いします。そして、2020年の間、このブログとお付き合いくださってありがとうございました。新年が皆様方にとりまして良い年となりますよう祈っております。
 
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