一日一命。猫の血液検査、かかりつけの病院で異常なしと言われても、いつもと違うと感じたらすぐに専門家のいる別の病院へ。セカンドオピニオン大事です。飼い主の勘を信じて。とめでございます。


またまたまたまたご無沙汰しております

皆さま、お元気でいらっしゃいますか?梅雨や猛暑で体調崩したりしていませんか?

ごめんなさい。色々ありすぎてブログも書けず、日にちだけが光の速さで過ぎてしまいました

次男の姫太郎が重い病気を患いました

かかりつけの病院で、何年も嘔吐で慢性胃腸炎と言われて治療していたのですが、なかなか治らず

その度に血液検査をして全然問題ないと言われていたので(データも正常範囲内)、それで安心していたのが大きな間違いでした

時々が毎日のように吐くようになり、しまいに黄色い液体も吐くようになって、少しずつ痩せていきました

7/5やっぱり変だと思って、今度はかかりつけではない違う動物病院へ行くと、な、な、なんと休診日⁉︎うぉーしまった、、ごめんヒメ

行きたくなかったけど、仕方なくそのままかかりつけの病院に連れて行き診てもらったら、血液検査はいつものように全く問題なし。そして、いつもの点滴と吐き気止め、抗生剤の注射

エサが傷んでいたのか不味いのか飽きたのかと思い、病院でもらった試供品のカリカリをあげました

カリカリ、、ガツガツ食べた⁈と思ったら、しばらくしてまた全部吐いてしまい、やっぱり吐くのが止まらない。グッタリしてまた痩せて、、

でも、、なんか今までと違うんだよなぁ、、何でこんなに吐くんだろう?様子を見ましょうと言われても不安が増すばかりでした

7/9連続で1日に何度も吐き始めて、とうとうご飯も食べずトイレにも行かなくなりました

ピンク色だった鼻先や肉球は白っぽくなっていきました

ヒメがフラフラしながらゴロゴロ喉を鳴らして私の足に体を寄せてきました。このゴロゴロは甘えてるんじゃない、きっとしんどいんだ、、

7/10。朝イチで普段かかりつけではない方の病院に急行。ゲージに入るのを嫌がって手足を踏ん張って体全体で拒否されるも、なんとか入ってもらってやっとこ連れて行きました

混雑して1時間半待ち。ヒメはゲージの中で不安と緊張でずっとミャーミャー鳴き続けました

待合室の両隣の犬さんや猫さんも吐いたらしい。時期的に体調を崩すのかな、、膵炎かな、、くらいにしか思ってなくて

診察室に呼ばれて先生に話をして、5日前に行った動物病院の血液検査の結果も見せました

パッと見問題なさそうに見えるけど、毎年測ってるデータ見たら、ちょっと気になる傾向はありますね

やっぱり、、先生が自分が気になっていたところを同じように指摘しました

いつも笑顔のライオン院長先生(ヒゲと髪の毛が立髪みたいに見えるので)

ヒメに優しく声をかけながら、体重を測って、触診を始めてすぐ、ん?一瞬すごく険しい顔になりました

4.3キロに落ちた体重にビックリしたのもつかの間
、先生は右側の下半身を念入りにまたグリグリ、、

申し上げにくいのですが、、ここにシコリがあります。腎臓が触れないから、腎臓か膵臓か、、

え?シコリ⁇前の先生は毎回触診してたけど、5日前も触ってたけど、シコリなんてひと言も言わなかったけど!もう、、唖然としました

ここ触ってみてください

私も触りました。鳥の軟骨みたいな硬さでなんか、、結構大きい、、

すぐに詳しい検査をしましょうと、ヒメを預けて一時帰宅することに

診察室のドアを出たこの時点で一人ボロボロ泣いていたのですが、家に着いてしばらくすると連絡が来ました

予定していた検査をしないで病気が分かりました。気をつけていらしてください

どの道をどうやって歩いて行ったか、、ただヒメのことだけを思っていました

昼休みの時間で、先生とスタッフの人しかおらず、院内はとても静かでした

奥の検査室に通されると、銀色のステンレスのゲージの中に縮こまったヒメ。そして正面のモニターに写った白黒画像



腹部エコーで膵臓に黒い不気味な影が見つかりました。4×4.5センチ以上もある大きな腫瘍

驚き過ぎて固まりました

膵炎にはなっていなかったものの、太い血管や無数の神経などがある難しい場所で手術も出来ないとのこと

腎臓には無数のストルバイトの石が出来ていて、尿量が減ると詰まる可能性があること

貧血がより進んでいること、、

先生の専門は病理学。がんや腫瘍に詳しいので、先生の表情を見れば自ずと察しはつきました

突然のがん宣告

膵臓と言われ、とっさに余命は?と聞いてしまった私

嘘をつきたくないのでと正直に答えてくれた先生

早くて今月、長くて一ヵ月。状況はかなり厳しいです。日々ガリガリに痩せていくヒメちゃんを、家族で見ていくことになります

いまは痛みや吐き気などを抑える対症療法しかないですが、少しでも穏やかに過ごせるようにしていきましょう

途中から飛行機に乗ったときみたいに耳がボワーンとして、先生の声が遠く離れていくように感じました

体を触るとガッと振り返って噛もうとしたのも身体が痛かったから、、ヨダレや吐くのも気持ちが悪かったから、、食欲がなくなりゲッソリ痩せたのも、、

がん性悪液質という末期の症状からくるものでした

ヒメはずっと苦しかったんだ、、背中もお腹もあちこち痛かったに違いない

もー泣いた泣いた、検査室で一人ワンワン泣きました。トムが死んだ時以来の大号泣でした

看護師さんたちが心配してお水やティッシュを持ってきて話しかけてくれて、またワンワン、、家族になんて言えば良いのか、、ものすごい悩みました

病人が二人いるし、みんなショックで一気に具合が悪くなったらどうしよう、、もう悪いことしか頭に浮かびませんでした

どれくらい泣いたかな

しかし、思い切り泣いた後には看病スイッチが入り、これが私のお役目なんだと腹をくくり

帰る時は子泣き爺を背負ったように身体も心も重かったけれど、ヒメのことを家族全員に伝えました

夕方、みんながそれぞれやってきて、ガリガリになったヒメをそっとなでながら、泣いたり話しかけたり写真を撮ったり

ヒメを溺愛する兄貴は、自分のお腹の上に抱き寄せて号泣しました

やり場のないどうしようもない気持ちでいっぱいでした

ヒメが辛くないようにできることをしよう。家族も一緒に寝泊まりする専用猫部屋を作りました

我が家にこの天使がやって来たのは2010年の5月


目の周りを縁取るように黒いアイラインがハッキリしていたので、

可愛い!なんてキレイな目をしてるんでしょう!まるでクレオパトラのようだと母は絶賛しました

あまりの美形に女の子だと思って姫と名付けたら、しばらくすると、あら?付いてるわと、名前に太郎を追加(笑)

静岡まで迎えに行った猫の4兄妹のうちの一匹。あれから9年ちょっと

俊敏で。ピューマのような速さで飛んでいる虫や鳥を一瞬にして捕まえて

賢くて。ドアの鍵と扉を器用に両手を引っ掛けて開けて、自分でお出かけしては呼ぶと帰ってくる

頭が良い可愛らしく人懐っこい立派な白鯖猫になりました

1日でも1時間でも1分でも1秒でもいいから、そばにいてほしい

線香を立てて、お盆で帰ってきたトムにもお願いしました。トム、ヒメを連れて行かないで


猫神様、まだヒメを連れて行かないで

大切な大好きな猫を失うのは、、もう耐えられんのです

何度も何度も経験してきたけれど、猫主の宿命だけど、、苦しみや痛みを代わってやれんのです

カレンダーをめくるのが怖い。時計を見るのが怖い、、映画みたいに時よ止まれ、時よ戻れ

念じたって容赦なく時は進んでいきます

暑かろうとエアコンをつけたら、ヒメの身体まで冷んやりしてしまい、ハッと触って鼓動やお腹が上下に動いてるのを手や顔をくっつけて確かめてはドキドキします

7/27現在、ヒメの体重3.85kg。何にもできなくて夏。