一日一祈。強烈噛みつき&棚からダイブのW猫目覚ましで早朝覚醒。みんなにとって、いい一日でありますように。とめでございます(・ω・)/


先日、本当に久しぶりに高円寺に行きました


一人で地元の駅の古本屋さんに行って、いつものように本を買って帰っていたつもりが

大通りをまっすぐまっすぐ、ずーっとまっすぐ、ただひたすら歩いて

車の音や人の声、生活の音があるはずなのに全く耳に入らず

街道の黄色に染まったイチョウの葉っぱ

水色の冬の空と爪でひっかいたような白い雲

つぎはぎの灰色や黒のアスファルトの冷たい地面

人間は透明人間のように全然見えていないような状態

まっすぐまっすぐ立ち止まらずに、歩いて歩いて歩き続けていたら

突然、目の前に左折してグーンと曲がってきた自動車

Σ(゚д゚;)身体スレスレに通り過ぎていきました

それくらいボーっとしていました

気が付くと、どこかで見覚えのある看板が

あれ?(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)ルック?

ルック商店街。高円寺駅南口の商店街の看板

無意識のうちに、いつの間にか高円寺まで歩いてきちゃった

久しぶりの高円寺。平日にもかかわらず、お客さんでいっぱい

高円寺フェスも出なかったし、商店街のみんなにも会ってないな

看板の下を通って、今度は北に向かって歩きました

お店も変わってる、コンビニがなくなった

ハロウィンのオレンジのカボチャや魔女はすっかり姿を消して

もうクリスマスツリーや点滅するイルミネーション、サンタもあちこちに

馴染みの靴屋は閉店セール

長くやってたのに…と思って、思わず立ち寄りウェスタンブーツ半額で即買いし

ボロボロスニーカーからすぐに履き替えて、新品のブーツを履いて駅の方へ

上島珈琲店の横を通り、中通、そして北中通りへ

見慣れた景色の中を歩きながら猫の店へ。店長と猫作家さんがいました

お久しぶりです。ご無沙汰しています

看板猫の茶トラのチャット君

おにーちゃん、元気かい??

覗き込むと、フカフカ毛布にくるまって横になって寝ていました

「三週間前、突然、下半身不随になって寝たきりになった」

排泄も自力でできず、いまは水も飲むのも辛いとのこと

( ̄□ ̄;)!!えっ??

店長のその言葉は、あまりにも衝撃的でした

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。チャット!!

涙がボロボロ出てきて止まりませんでした

ソフトボールのような大きな頭

どっしりした大きな体に、とってつけたような似合わない細い短い脚

針金みたいなスリムな尻尾をピンと立てて

マンション型猫ハウスの上や下を行ったり来たり

声はするけど姿が見えないか、ずっと寝ているチャット君

人がいないときは、店長が名前を呼ぶと膝の上に乗って甘えてゴロゴロしていたのに

とめが呼ぶと、だるまさん転んだみたいに、ちょっと変な距離があって…

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。どうして・・・

ゆっくり上下するお腹をなでながら、また号泣

大事故に遭って、一命を取り留めて、

片目がつぶれて口も変形して、何度も手術して、体中傷だらけになりながら、

みんなに愛されて、やっとやっと幸せになったのに・・・元気に暮らしていたのに・・・

時々、チャット君は起き上がるようなしぐさをしました

水が飲みたいんじゃない・・・身体の痛みに耐えているんだ

見ていて本当に切なかったです

日に日に容態が悪くなっていく様子を、外でタバコを吸いながら話す店長

彼に涙を見せまいと、泣くのを我慢して耐えているその姿に、

かける言葉が見つかりませんでした

財布につけていたお守りの根付けをゲージにつけて、

一日でも長くみんなといられますようにと無事を祈りました

元気になれ!がんばれ、おにーちゃん!

私はチャット君に呼ばれたような気がしました

全然、来るつもりがなかった高円寺

その日、私がものすごく落ち込んでいたのが伝わったみたいに


いつか別れがやってくる

命あるものすべてにやってくる避けられない運命

神様がお迎えに来るまで、最期の一息、その瞬間まで

めいいっぱい精一杯、やれる限りできる限りのことをして

愛して愛して愛し続けて、猫主は見守りながら愛猫のそばにいる


股の間に若猫一匹、脇の間に老猫一匹

その日の夜は、いつも以上に布団の中が温かく感じました


チャット君へネコ

まだ逝かないで。店長や奥さん置いて、まだ逝かないで

奇跡の不死身猫に、にーちゃんにまた会いに行くから

病気からの回復と復活を信じて、すっとずっと祈っています

妹 とめ猫より